横須賀市と神奈川大学は、地域活性化と人材育成を目的とした包括連携協定を締結しました。この協定は、両者が緊密に連携し、共同で取り組みを行うことで、実践力に富み、地域社会に貢献できる人材を育成すること、そして横須賀市が掲げる「誰も一人にさせないまち」の実現に寄与することを目指しています。
協定に基づく具体的な取り組みとして、教育活動・研究活動の推進、市民生活・都市魅力向上への後押し、その他などが挙げられます。教育活動・研究活動の推進では、アントレプレナーシップの醸成、市役所での職場体験、就職セミナーの開催などが予定されています。地域課題への取り組みを通じた学びの場創出では、地域課題解決プログラムでの連携や、民間や地域が行う取り組みに学生が参加する機会が提供されます。さらに、地域資源を活かした研究活動の支援として、農水産物の魅力再発見や新たな商品開発などが行われます。
市民生活・都市魅力向上への取り組みでは、子どもたちの夢の実現に向けたサポートとして、音楽系団体への協力や、小学生向けのマリンスポーツ教室、学生アスリートによるスポーツ教室の実施などが予定されています。健康寿命の延伸に向けたサポートとして、幅広い世代向けの健康教室も開催されます。
音楽・スポーツ・エンターテイメントにおける取り組みへの参画・協力では、ダンス系サークルや音楽系団体によるステージパフォーマンス、市内高校生との共演、eスポーツプロジェクトへの参画などが計画されています。また、国際スポーツ大会における通訳ボランティアの協力も予定されています。都市魅力の発信・創造では、大学生によるSNS等を活用した観光スポットの紹介、共同研究による農水産物の魅力再発見、大学における横須賀をテーマとした生涯学習講座の実施などが行われます。さらに、学生による意識調査を通じて、政策立案や新たな都市魅力の創造にも貢献していきます。
これらの取り組みを通じて、横須賀市は、地域課題解決に貢献する人材育成、市民生活の向上、そして都市の魅力向上を目指しています。神奈川大学との連携は、地域社会全体の発展に大きく貢献するものと期待されます。