2024年書泉・芳林堂書店ベストセラー発表!独特なラインナップが話題に
株式会社書泉が、2024年の年度ベストセラーを集計した結果を発表しました。都市部と近郊で展開する「書泉」と「芳林堂書店」の2ブランドは、趣向を凝らした独特なラインナップで注目を集めています。これから、具体的なランキング内容を詳しく見ていきましょう。
総合売上ベスト10
まず、売上の面では上位2冊が昨年に引き続き、書泉の独占復刊企画から選ばれました。
1.
『鏡陥穽』
2.
『黒と愛』
これらの作品は、長年のファンから復刊を望まれ続けていた著作で、多くの支持を受けています。
さらに第3位には、YouTubeチャンネル『えみこのおうち』で600万回視聴された金魚・雪ちゃんの実際の物語を描いた
『金魚の雪ちゃん~君がいた奇跡の10か月~』がランクイン。この人気チャンネルからの影響を受けて、多くの予約が入りました。
他にも、年々鉄道ファンからの支持が厚い
『貨物時刻表』や、書泉ならではの写真集も3冊が入り、バランスの取れた面白いランキングとなりました。
販売数ベスト10
販売数でのランキングは、価格に関係なくより多くの冊数が売れた作品を基準にしています。人気シリーズ
『呪術廻戦』や
『ONE PIECE』はもちろん、復刊企画の
『黒と愛』や
『鏡陥穽』も再び登場し、リピーターの多さを証明しています。
特に、書泉の特色を強く感じる時刻表関連の書籍が複数ランクインしており、昨年から続いての名著の復活が注目されています。
特徴的なベスト5
文芸書ベスト5
独自の復刊企画によって、飛鳥部勝則の作品が5冊中4冊を占め、全国的な需要が集中。特に、これから文庫化予定の作品に対する期待が高まっています。
神秘的な占い書ベスト5
占いジャンルでも、例年に来ない注目の作品が登場しました。著名な監訳者が手がけた復刊が1位となり、人気が高まっています。
アイデア溢れる雑貨
その他、新しいジャンルとしてアイドル関連の書籍や中世ヨーロッパ関連書籍の特徴的なラインナップも印象的で、独自路線を貫いた結果が見えました。
株式会社書泉は、「趣味の本屋」としての自負を持ち、様々なジャンルでの選書を続けており、今後も新たな発見が期待されます。年末年始の読書タイムにぜひ、これらのランキングを参考にしてほしいです。