海の未来を考えるシンポジウム「海のネイチャーポジティブ」開催のお知らせ
2025年7月25日、東京で「海のネイチャーポジティブ」というシンポジウムが開催されます。このイベントは株式会社シンク・ネイチャーが主催し、一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブが共催、WWFジャパンが協力しています。イベントの目的は、海洋関連ビジネスにおける気候変動や生物多様性の課題を科学的な視点から考察し、具体的なアクションにつなげることです。
シンポジウムの背景と意義
日本は海洋国であり、海の生物多様性とその生態系サービスは私たちの社会経済活動を支える重要な基盤です。しかし、海は現在、気候変動や生物多様性の損失といったさまざまな問題に直面しています。海水温の上昇や海の酸性化、再生可能エネルギーの開発に伴う課題、漁業の持続可能性、そして海洋プラスチック問題など、これらは見逃せない重要なテーマです。
シンク・ネイチャーは、これまでに海洋生物多様性に関するマクロ生態学の研究と海洋空間計画の分析を進めてきました。今回のシンポジウムでは、特に海の自然資本を「見える化」する試みが焦点となります。これによって、科学的なアプローチから海洋環境を守り、持続可能なハビタットを維持するための道筋を探ります。
シンポジウムの概要
イベントは2025年7月25日、東京の大手町ビルで開催される予定です。午後1時から午後5時30分までの間、さまざまな専門家が講演を行い、それぞれのテーマについて質疑応答が行われます。参加は無料で、先着100名に限られていますので、事前の登録が必須です。お名刺を2枚持参いただく必要があるため、参加予定の方は準備を忘れずに。
プログラムのハイライト
- - 開会挨拶: スケジュールのスタートを告げる短い挨拶
- - 海洋関連企業のTCFD&TNFD対応 (舛田 陽介)
- - 海の生物多様性可視化の最前線 (久保田 康裕 & 塩野 貴之)
- - 持続可能な開発のための国連海洋科学の10年の取り組み (中川 尚志)
- - 海洋生態系の保全と利用に関する講演 (楠本 聞太郎)
- - 海洋プラスチック汚染の最新動向 (中山 直樹)
また、講演後には総合討論の時間も設けられています。ここでは、各講演の内容を受けてのディスカッションが行われ、参加者全員が意見を交わす貴重な機会となります。
登壇者プロフィール
このシンポジウムには、研究と実務の最前線で活躍する多くの専門家が登壇します。
- - 中川 尚志 (文部科学省 海洋地球課長) - 海洋科学技術に関する政策を企画、推進。
- - 中山 直樹 (環境省) - 海洋プラスチックに関する国内外の動向を担当。
- - 久保田 康裕 (株式会社シンク・ネイチャー CEO) - 生態学の専門家で、生物多様性の保全に努めています。
参加方法
シンポジウムに参加を希望される方は、以下のフォームからお申し込みをしてください。
お申込みはこちらから
このシンポジウムは対面オンリーのイベントですので、オンラインでの配信は行われません。申し込み締め切りは2025年7月23日18:00です。定員に達し次第締め切りますので、早めの登録をおすすめします。
私たちの海の未来を考えるための貴重なこのシンポジウムに、ぜひご参加ください。