マレーシアの渡航安全情報と確認すべき注意点
2024年12月23日、外務省はマレーシアの危険情報を最新のものに更新しました。特に注目すべきは、サバ州東側の渡航状況です。旅行やビジネスで渡航を検討している方にとって、必ず確認が必要な情報をお届けします。
危険レベルの設定
サバ州東側のバンジ島及びバラムバンガン島を除く島嶼に対しては、「渡航中止勧告」が継続しています。この地域では相変わらず誘拐リスクが存在し、特に外国人を狙った犯罪の可能性が高くなっています。どのような目的であれ渡航を控えることが推奨されています。
上記の島嶼を除くサバ州東側沿岸(サンダカンからセンポルナまで)は、暴力犯罪の発生が減少傾向にあるものの、依然として武装集団による脅威があります。渡航や滞在を検討する際は細心の注意が求められます。
現地の治安状況
サバ州東側では、以前からISS組織(阿布・サヤフ・グループ)などの武装集団による誘拐事件が報告されてきました。しかし2020年1月以降、身代金を目的とした誘拐事件は発生していません。それでも、密出入国や海賊事件が多発しており、マレーシア当局の治安維持には限界があるため注意が必要です。
過去の事件においては、2016年のクアラルンプールでの手榴弾投げ事件が記憶に新しく、これがISIL関係者によるテロ事件であったこともリポートされています。そのため、常に最新の治安情報の収集と安全対策が必須です。
渡航中の注意事項
マレーシアに渡航する際は、以下の注意事項を心掛けると共に、家族や友人に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。
3か月以上滞在する際は、必ず日本大使館や領事館に在留届を提出してください。また、3か月未満の短期滞在でも「たびレジ」に登録しておくことをお勧めします。
マレーシアや隣国の情勢は刻々と変化します。特にテロや誘拐に関連するリスクについては、外務省の提供する最新情報を常に参照してください。特に、隣国フィリピンにおける危険情報も含めて、しっかりと確認しておくことが大切です。
お問い合わせ先
- 電話番号:03-3580-3311
- 電話番号:(国番号60)-3-2177-2600
- ウェブサイト:
在マレーシア日本国大使館
以上の情報を元に、安全な旅のプランを立てていただければと思います。危険な状況を避けるためにも、充分な準備を行い、現地の情報に常に注意を払ってください。