比叡山坂本の日吉大社で平和を願うアート展「DANDELION PROJECT」開催中

比叡山坂本の日吉大社で開催中「DANDELION PROJECT」

滋賀県大津市に位置する日吉大社で、2024年11月1日から12月8日までの期間、参加型アートプロジェクト「DANDELION PROJECT」が展示されています。アーティストの村松亮太郎が手がけるこのプロジェクトは、川尻征司のサポートを受けて、平和への祈りをアートとして表現することを目的としています。

アートを通じて平和を祈る

「DANDELION PROJECT」は、参加者がデジタルのタンポポの綿毛を吹き飛ばすことで、平和に対する思いを世界中に繋げる体験型のアート展です。このプロジェクトは2021年から川尻が支援しており、今回は歴史と文化が豊かな日吉大社の境内で、その特別な体験が実現しました。

展示空間では、国宝指定を受けた日吉大社の本殿を背景に、参加者が自らの願いを込めたデジタルのタンポポの綿毛を吹き飛ばし、それを他の参加者と共有することができます。これにより、自分の祈りが世界規模で広がり、様々な国や文化との繋がりを感じることができるのです。

日吉大社の魅力

日吉大社は、比叡山のふもとに広がる美しい自然に囲まれた場所で、平安時代から信仰の対象として重要視されてきました。桃山時代の建築様式を引き継いだ社殿群が国宝に指定されており、日本の文化・歴史的な価値を象徴しています。四季ごとに変わる自然の美しさと、その神秘的な雰囲気は訪れる人々に特別な体験を提供します。

川尻征司とアートの新潮流

川尻征司は、新世代のギャラリストとして教育とアートの分野で多岐にわたって活動している人物です。彼が設立した公益財団法人KAWAJIRI FOUNDATIONでは、経済的な理由で学業を続けることが困難な学生に奨学金を提供し、支援を行っています。また、「DANDELION PROJECT」などのアートプロジェクトを通じて、文化と教育を結び付けた新たな潮流を作り出しています。