守口市でSTEAM教育が新たに始動！マインクラフトが子供たちを育む

守口市で新たなSTEAM教育が始まる

大阪府守口市の教育現場において、株式会社パソナ日本総務部が実施するSTEAM教育が注目を集めています。守口市教育委員会の委託を受け、令和6年度より守口市立守口小学校の4年生と5年生を対象に、教育版マインクラフトを用いた新しい出前授業が2024年10月23日から始まります。

この取り組みは、人気ゲーム「マインクラフト」を教育用に改良した「教育版マインクラフト」を使用して行われます。生徒たちは、プログラミングや数学、歴史、科学といった幅広い分野を体験しながら、楽しんで学ぶことができるのです。この授業を通じて、子供たちは想像力やチームワーク、問題解決能力といった重要なスキルを身につけることができます。

STEAM教育の深化

STEAM教育とは、科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、芸術（Arts）、数学（Mathematics）を統合的に学ぶ教育手法です。この方式は、子供たちの創造性を促進し、理数教育を含む多様な分野の探求を刺激します。今回の授業では、特に守口市を題材にした内容に重きを置きます。

授業の詳細

出前授業の対象となるのは、守口市立守口小学校の4年生と5年生、計189名。授業は以下のテーマに基づいて進められます。

- 共通テーマ: 基本的な操作や建築、プログラミングを学ぶ。
- 4年生テーマ: バリアフリーな施設の設計・建築を通じて福祉概念を学ぶ。
- 5年生テーマ: 農業や工業に関する内容を学ぶ。

クラスでは、実際に手を動かしながら、建物を設計したり、作品を作ったりします。これにより、単に知識を得るだけではなく、実際に体験することの重要性を認識することができます。このような取り組みにより、子供たちの探求心や好奇心を一層引き出すことでしょう。

地域との連携

パソナ日本総務部は、守口市内に「TOMO～NI」を運営し、地域に根ざした教育プログラムの提供に力を入れています。フレンドリーな環境を通じて、地域の子供たちにSDGs（持続可能な開発目標）への理解を深める機会を提供し、さらなる地域貢献を目指しています。

「TOMO～NI」では、SDGs学習講座やロボットプログラミング教室など、様々な教育活動が行われていますが、今回の出前授業はその一環として位置づけられています。未来の担い手となる子供たちを支えるための重要な一歩です。