アドバンスト・メディア、最新AI音声認識ソリューションを発表
株式会社アドバンスト・メディアが、コンタクトセンター向けのAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite4.5」を発表しました。この新しいバージョンは、業務の効率性と顧客対応の品質を向上させるための重要な機能を追加しています。
新機能の概要
「通話中要約機能」や「話題カテゴリ管理機能」は、特に注目される新機能です。これにより、オペレーターと管理者のコミュニケーションを円滑にし、迅速な問題解決が可能になります。
通話中要約機能
この機能では、管理者がリアルタイムでオペレーターの通話内容を任意のタイミングで要約することができます。オペレーターが助けを求める場合、その時点の通話内容も自動的に要約され表示されるため、過去の通話内容を遡って確認する手間が省けます。これにより、顧客対応の迅速性と正確性が向上するでしょう。
話題カテゴリ管理機能
この新しい機能では、複数の発話にわたるキーワードを保持し、それに基づいてコマンドを実行したり情報を表示したりできます。従来の「通話フィルタ機能」との併用により、より文脈に沿った対応が可能になり、オペレーターの支援を強化します。たとえば、顧客が「青のステーションワゴン」について問合せをする場合、話が進むにつれて必要な情報を即座に引き出すことができるのです。
セキュリティグループ機能の強化
さらに、ユーザーのアクセス権限を管理する「セキュリティグループ機能」も強化されました。これにより、クラウド版のユーザーは自身の権限に基づいて柔軟に設定を変更でき、システム管理の効率性が大きく向上します。これによって、複雑な設定が必要な場合でも、ユーザー自身が適切な設定を即座に行えるようになります。
今後の展望
アドバンスト・メディアは、今後も「AmiVoice Communication Suite」の機能を強化し続け、オペレーターのサポート、顧客対応品質の向上に取り組んでいくと述べています。また、2024年には新たにローカルでの生成AI利用が可能となる「AOI LLM for AmiVoice Communication Suite」の提供を予定しており、業界全体でのさらなる革新が期待されています。
まとめ
「AmiVoice Communication Suite4.5」の新機能により、コンタクトセンターにおけるオペレーターの業務支援や顧客対応の迅速化が実現し、業務効率が飛躍的に向上しました。今後の展開にも注目です。詳しい情報についてはアドバンスト・メディアの公式ウェブサイトをチェックしてみてください。