ウクライナ避難民学生が追い求める夢
2023年、ウクライナのキーウから日本に避難したレセチコ・イェリサヴェータさん(以下リサさん)。彼女は医師を志していた高校生でしたが、ロシアとの紛争により故国を追われ、平和な生活が一変しました。リサさんは日本の佐賀県にて高校生活を送りながら、故郷に帰る日を待ち望んでいました。しかし、戦争の長期化により、故国での大学進学が難しい状況に。
このような逆境を経て、リサさんは新たに「国連で国際機関の一員として平和活動を行いたい」という夢を育て始めました。国際機関で活動するためには、著名な欧米の大学で国際法や国際関係学を学ぶ必要があります。彼女はオックスフォード大学、ケンブリッジ大学といった名門大学への進学を目標に掲げ、理想の大学で学ぶための道を模索しています。
日本国内での支援の難しさ
リサさんが日本で支援を受ける際、難しさに直面しました。ウクライナ避難民の支援プログラムは、主に日本の大学への進学や就労を視野に入れたものであり、海外の名門大学に進学するための奨学金やプログラムは限られていました。これが、彼女が国際的なキャリアを目指す上での障碍となっていたのです。
そんな中、リサさんがELT(エルティー)というオンライン英会話プログラムに参加する機会が訪れます。ELTは、英語学習の特に上級者向けの内容を提供する企業で、40年以上の歴史を持つ予備校です。リサさんは、境遇を知ったELTの講師とサポーターにより、受講費が全額免除され、質の高い指導を受けられることとなったのです。
ELTからのサポート概要
ELTが提供するリサさんへの支援内容は以下の通りです。
- - IELTS対策レッスン(元試験官による指導)
- - 海外大学進学のためのエッセイ添削や面接対策
- - 日本での学習環境を整えるためのノートパソコン貸与
- - 学費や生活費を補う家庭教師のアルバイト先の紹介
これにより、リサさんは志望する大学への合格に向けて、心強い基盤を築くことができます。
感謝と未来への決意
リサさんは、支援を受ける中で多くの感謝の言葉を送っています。彼女は「ELTの支援のおかげで、私の人生は大きく変わりました。平和への思いと正義を届けるため、国際法を学び、国連などの国際機関に関わりたい」と語ります。リサさんの語る情熱は、彼女がどのような未来を待ち望んでいるかを表しています。
彼女の状況を見守り助ける講師、キャサリン・ファーノー氏もリサさんの能力の高さを強調しています。彼女はリサさんの言語スキルや学ぶ姿勢に感銘を受け、「彼女の成功を心から誇りに思っている」と述べました。
まとめ
セキジン合同会社は、このリサさんへの支援が彼女の夢に近づく一助になると信じています。「テクノロジーと人材で世界を豊かにする」をミッションに掲げ、今後も人々の成長やスキルアップに貢献する取り組みを続けていく方針です。
リサさんが国連に進み、平和活動に取り組むその未来を、私たちも期待し共に支えていきたいと思います。彼女の夢が叶うその日まで、サポートが続くことを願ってやみません。