幼き夢を追い続けた高校球児の物語『郷』上映会開催

映画『郷』がもたらす感動の上映会

2023年9月、映画『郷（ごう）』の特別上映会が国立映画アーカイブで開催されます。この上映会は第47回ぴあフィルムフェスティバルに入選した記念すべきイベントで、先着20名様を無料招待。参加を希望される方は、指定のメールアドレスに必要事項を明記しお申し込みください。皆様の応募をお待ちしております。

監督のこだわりが生んだ特別な映像体験

『郷』は、北京電影学院の監督学科を2022年に卒業した伊地知拓郎監督による初の長編映画です。この作品は、監督が構想から完成まで実に10年の歳月を費やした、言わば“規格外”の自主映画。果たして何がこの作品を特別なものにしているのでしょうか。

心に響くストーリー

物語は、高校球児・岳（がく）がプロ野球選手を目指し、夢に向かって努力し続ける姿を描いています。しかし、努力が実を結びかけた矢先、厳しい現実が立ちはだかります。四季の変化を通じて描かれる彼の成長と悩み、さらには大自然の美しさが相まって、観る者の心を捉える、深いメッセージが込められています。

映像美の追求

本作では、特に映像美に対する並々ならぬこだわりが感じられます。例えば、たった10秒の朝日のシーンを表現するために、約1ヵ月もの時間をかけたというエピソードがあります。このような細部にまでこだわる姿勢は、観客を深い没入感へと導き、映画の世界に引き込む要因となっています。

多くの国際映画祭での評価

『郷』はその質の高さから、多くの国際映画祭で注目を集めています。2024年には上海国際映画祭のアジア新人部門に公式出品され、また重慶での批評家週間では最優秀賞を受賞。さらには北京国際映画祭での公式上映や、2025年のドイツ・ニッポンコネクション入選と、評価は国内外に広がっています。

参加方法とリマインダー

この素晴らしい映画に触れるチャンスを逃さないためにも、ぜひお早めにお申し込みください。鑑賞後は、SNSでのハッシュタグ（#映画郷）を利用して、感想や思いをシェアしていただけると嬉しいです。

プロデューサーの小川夏果が担当する本イベントに関するお問い合わせは、下記のメールアドレスまたは電話番号までお気軽にどうぞ。