アイリス株式会社の吉原浩之がGDEに認定
AI医療機器の開発を手がけるアイリス株式会社(東京都中央区)のAIエンジニア、吉原浩之氏が、Googleが運営する「Google Developer Experts(GDE)」プログラムのKaggleトラックで正式にエキスパートに認定されました。この認定は、日本国内でのKaggleトラックエキスパートとしては三人目の選出となります。
Google Developer Experts(GDE)とは?
GDEプログラムは、Googleの技術領域に対する高い専門性を持ち、技術コミュニティに貢献し続ける個人に対してGoogleが公式に認定するグローバルプログラムです。吉原氏はその中でもKaggleトラックにおいて高い専門性を持ち、その活動が評価されました。
Kaggleは、機械学習や統計解析を用いたデータサイエンティストが実社会のさまざまな課題に挑んでいく競技プラットフォームとして知られています。その中でもKaggleトラックは最近設立され、GDEの中でも特に希少な分野として注目されています。
吉原浩之氏の取り組み
吉原氏はこれまでに、大学での講義設計にKaggleを取り入れ、次世代人材の育成に取り組んできました。また、医療関連企業向けの情報発信や講演活動を通じて、Kaggleのデータサイエンス技術が医療分野でも活かされる可能性を広めています。
さらに、Kaggleコンペでの実践を通じて得た技術の一部をオープンソースとして一般公開し、国際的にも高い評価を受けています。吉原氏は今後、Google Developer Expertとしての責任を自覚しつつ、Kaggleを基盤とした技術の発信、産学連携の強化、そして技術コミュニティの啓発活動を推進するとしています。
アイリス株式会社の未来への展望
アイリスは、さらなる成長を遂げるための組織体制づくりに取り組んでおり、高いAI技術開発力を活かしてKaggleへの参画を支援し、技術コミュニティとの連携を強化していく方針です。吉原氏の認定により、アイリスの技術力が外部からも認められたことにより、AI開発のさらなる飛躍が期待されます。
コメント
吉原氏は、「このたびKaggleトラックのGoogle Developer Expertに認定いただけたことを大変光栄に思います」と署名し、自らの知識や活動が評価されたことを嬉しく思っています。また、アイリスでのAI医療機器開発は機械学習の社会実装そのものであり、得られた経験を社内外のプロジェクトへの応用を目指すと述べました。
CTOの福田敦史氏も、「吉原のGDE認定を誇りに思います。国際的な評価には社員全員の励みになることを期待しています」と述べており、今後も実社会で役立つAIの実装に取り組む姿勢を示しています。
アイリスの企業プロフィール
アイリス株式会社は2017年に設立され、医療従事者やAI技術の専門家などと共に、深層学習などの技術を駆使したAI医療機器の開発を行っています。主なミッションは「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」ことにあり、医療の未来に向けて大きな一歩を踏み出しています。
- - 会社名: アイリス株式会社
- - 代表取締役: 沖山翔
- - 事業内容: AI医療機器の開発、製造、販売
- - 設立: 2017年11月
- - 本社所在地: 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
- - 企業URL: https://aillis.jp/