奥会津の未来を繋ぐ!地域商社「tsuguto合同会社」がWEBプラットフォーム「奥会津商店」をオープン
福島県奥会津地域に、地域商社を担う新会社「tsuguto合同会社」が設立され、WEBプラットフォーム「奥会津商店」をオープンしました。
「tsuguto合同会社」は、株式会社SATORUと、同社メンバーの鈴木遼氏が共同出資し、2023年4月12日に福島県昭和村に設立されました。株式会社SATORUは、デジタルマーケティング事業や地域活性化事業「SHARE BASE Project」を軸に、2017年から福島県昭和村に移住したメンバーで活動している企業です。
奥会津地域は、伝統的な文化が残る一方で、過疎・高齢化、人口減少といった課題に直面しています。株式会社SATORUは、地域課題の解決に積極的に取り組んでおり、奥会津地域においても、これらの課題を目の当たりにし、解決策を模索してきました。
地域事業者や行政機関との対話を通じて、地域の中間支援を担う組織があれば、奥会津の未来を100年先へと繋げることができるという結論に至り、「tsuguto合同会社」を設立しました。
「奥会津商店」が担う役割
「奥会津商店」は、奥会津地域の様々な情報を集約したWEBプラットフォームです。地域内では最も必要とされていたデジタル面における仲介役を担い、奥会津各地域の商品の購入、地域体験の予約、地域情報の紹介記事、観光スポットなどの情報を網羅しています。
サイトは「奥会津伝言板」「みる」「よむ」「する」「かう」「相談窓口」の6つのカテゴリーで構成され、奥会津のあらゆる情報を提供します。地域と地域、過去から未来、行政と民間、奥会津内と外を繋ぐハブとしての役割を担い、奥会津の魅力を広く発信していく予定です。
民間主体の地域サポート
「奥会津商店」は、人手不足が深刻な地域行政・自治体のサポートも視野に入れたサービスです。地域伝言板は7町村の横断的なニュース・情報発信、スポット情報は地域観光、オウンドメディアは地域振興、体験コンテンツは着地型観光、商品販売は商工、相談窓口は移住・定住、空き家対策など、地域課題を包括的に網羅するサービスとなっています。
民間主体で立ち上げられたことにより、自治体特有の事業期間や担当異動などの影響を受けずに、継続的に運営、地域サポートを行っていくことができます。
未来へ向けた挑戦
「tsuguto合同会社」は、奥会津という中山間地域における「地域商社の立ち上げ」と「地域間を繋ぐWEBプラットフォームの開発」という新たな取り組みを通じて、全国の地域が直面する課題を解決に導くためのチャレンジを続けていきます。
地域が存続していくためには、あらゆる仲介を担う中立的な存在が重要だと考えています。「tsuguto合同会社」は、様々な仲介や連携を通じて新しい可能性を模索し、地域の未来を共創していくことを目指しています。