コングラントが寄付金総額10億円突破
コングラント株式会社が、寄付金が累計で10億円を超えたことを発表しました。この成果は、全国のNPO法人に対する寄付文化の拡大を象徴するものです。さらに、同社は寄付先をスムーズに選べるように、特例認定NPO法人に関する情報をコンパクトにまとめたデータベースサイトを公開しました。
認定NPO法人とは?
認定・特例認定NPO法人は、一定の基準を満たした団体に対して所轄庁から認定されているNPO法人です。日本では、2021年2月時点で1,187団体がこの認定を受けており、全NPO法人のうちわずか2%と、ハードルが高いことが伺えます。このような認定を受けたNPO法人に寄付を行うと、税制上の優遇措置を享受できる点も大きな特徴です。
寄付の自由度と効果
寄付金は助成金や補助金と異なり、その使用目的が自由であるため、多様な支援が可能です。これにより、国や自治体の見捨てられた人々へのサポートが実現されます。寄付によって多くの方々に直接支援を行っている団体が、寄付額が大きい傾向にあることから、寄付が持続可能な組織体制を構築する源泉であることが理解されています。
しかし、これまで寄付者は各団体の寄付額を確認するためには、個別に事業報告書をチェックしなければなりませんでした。寄付先をリサーチする際の手厚い情報が不足しているため、寄付者は困っていました。
新データベースの導入
コングラントの新しいデータベースは、寄付者が都道府県別にNPO法人を検索し、寄付金額や助成金額、事業費などを比較できる機能を備えています。これにより、「どこに寄付をすればよいか分からない」問題を軽減し、寄付者が自分の意思で支援先を決定できる環境を整えました。
将来の展望
コングラントは、今後さらに「優れた活動を行う団体に寄付が集まる」ことを目指した新たな寄付メディアサイトの準備を進めています。このサイトでは、寄付を受ける認定NPO法人が、寄付者により多くの支援を受けられるようサポートすることが目指されています。また、寄付が実際に誰かの役に立っていると実感できるようにし、寄付文化の促進を図ることで、やさしい社会を築くことが期待されています。
コングラント株式会社について
コングラント株式会社は、2020年に設立されたファンドレイジングツール「congrant」の運営を行っています。このツールは、NPO法人が迅速に寄付を募集できる仕組みを提供し、小規模団体でも活動しやすい環境を整えています。また、災害時など急な資金調達が必要な場合でも、クラウドファンディング機能を用いて即日の支援を受けられるなど、多様な生活者のニーズに応えています。
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