自動翻訳技術の進化が加速している中、2023年3月16日に「第4回 自動翻訳シンポジウム」がオンラインで開催されます。このシンポジウムは、言葉の壁を無くすための重要な取り組みとして、総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主催します。
シンポジウムの目的
シンポジウムの主な目的は、AIによる自動翻訳技術のさらなる高度化や多様化を実現するための研究と社会実装について議論することです。「グローバルコミュニケーション計画2025」に基づき、AIを用いた同時通訳の実現も目指されています。この計画は、産業界、学界、政府が連携して取り組むもので、2025年に向けた明確なビジョンを持っています。
翻訳データの重要性
自動翻訳技術の向上には、多様な翻訳データの確保が不可欠です。NICTでは、様々な分野からの翻訳データを集積し、自動翻訳のための「翻訳バンク」を運営しています。このバンクは、多様なデータを活用することで、翻訳の精度向上に寄与しています。
シンポジウムの詳細
第4回自動翻訳シンポジウムでは、以下のようなプログラムが用意されています。
- - 主催者挨拶:総務省
- - 基調講演:東京大学の松尾豊教授による「若手・ベンチャーが引っ張る日本のAI」
- - 講演:NICTフェローの隅田英一郎氏による「2021年3月の翻訳バンク」
- - 講演:東京工業大学の岡崎直観教授による「AIによる言語処理の革命」
開催日は令和5年3月16日(火)で、初めて参加する方でも安心のオンライン形式で配信されます。参加は無料ですが、事前登録が必要です。定員は1,000名で、受付は2月26日までです。早めの申し込みをおすすめします。
申し込み方法
参加申し込みは、NICTの公式サイトから行うことができます。定員に達した場合は、締切を待たずに申し込みが終了する可能性があるため、早めの行動が大切です。
このシンポジウムは、AI技術や自動翻訳の現状を知る絶好の機会です。言語の壁を越え、国際的なコミュニケーションを促進するための一環として、多くの方々の参加を期待しています。