新潮社のオンライン講座で学ぶ文芸批評の双璧
新潮社が提供するオンライン学習サービス「新潮社 本の学校」が、2025年から新しい「文系ウェビナー」シリーズをスタートさせます。この取り組みは、新社会人や大学生をはじめとする多くの人々に向けて、評価の高い文芸評論を学ぶ機会を提供することを目的としています。
受講しやすい新価格帯
「文系ウェビナー」シリーズでは、手頃な価格で受講可能な内容が魅力です。今回は、6月25日(水)に評論家の與那覇潤氏が講師を務め、「江藤淳と加藤典洋」というテーマで開催される予定です。参加者は、リアルタイムでの視聴が難しい場合でも1ヶ月間の見逃しアーカイブにアクセスできるため、学びたい方々には非常に利用しやすい形となっています。
江藤淳と加藤典洋についての講座
この講座では、戦後日本の文芸評論における重要な二人、江藤淳と加藤典洋について深く掘り下げます。江藤は1999年に自死し、彼の死から25年が経つ今、再び彼の作品や評論が注目を浴びています。一方、加藤は2019年に病没し、その思想や批評もまた多くの人々に影響を与えています。
與那覇潤氏は著書『江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす』を通じて、彼らの考え方や生きざまについて新たな視点を提供します。特に、社会や人間が分断されがちな現代において、江藤と加藤が何を我々に教えているのかを解き明かす重要な講座となるでしょう。
講義の内容
今回の講義では、次のようなテーマが取り上げられる予定です:
- - 文芸批評が持つ分断を乗り越える力
- - 江藤淳が昭和天皇を「推す」ことで生き延びようとした考え方
- - 加藤典洋が「アンチ」との論争を通じて成熟した方法
- - 戦後80年の今、彼らから我々が何を学び、何を忘れるべきか
これらの内容に興味のある方や、批評というテーマに触れてみたい方は、ぜひ参加を検討してみてください。
登壇者の紹介
講師の與那覇潤氏は、日本近代史を専門に扱う評論家で、多くの著書を持つ知識人です。彼は自身が体験してきた精神的な苦悩をもとに、批評について深く考える姿勢を持ち続けています。
ライターの山内宏泰氏が聞き役を務めることで、参加者は異なる視点からの意見を聞き、より深い理解が得られるでしょう。お二人の対話を通じて、江藤淳と加藤典洋の思想がどのように現代に生かされるのか、探っていきます。
最後に
新潮社の「文系ウェビナー」は、オンラインという形で、多くの人に教育の場を提供します。この機会を通じて、文学や批評の力を再発見し、現代社会における問いを深めるための一歩を踏み出してみませんか。参加を希望される方は、公式ウェブサイトよりお申し込みください。
開催概要
- - イベント名: 『「推し」でも「アンチ」でもない生き方のために…文芸評論の双璧「江藤淳と加藤典洋」に学ぶ』
- - 日時: 2025年6月25日(水)19時開始
- - 参加方法: オンライン配信(Zoom)
- - チケット購入者特典: 1ヵ月の見逃しアーカイブ
このウェビナーで、江藤淳と加藤典洋の思想に触れ、さらなる教養を身につける絶好の機会です。ぜひご参加ください。