ALTILAN、宇宙事業の拡大に向け本社を移転
株式会社ALTILANが、2025年7月1日より本社を静岡県浜松市の「Co-startup Space & Community FUSE」に移転しました。これは、同社が掲げる「人類が太陽系内を自由に移動し、星を単位とする生き方が当たり前になる」未来を実現するための重要な一歩です。
移転の背景とその意義
ALTILANは2024年5月に設立され、「誰もが行きたい星に行ける世界」の実現に向けて、宇宙機器の開発や異業種企業の参入支援を行っています。新本社であるFUSEは、浜松地域でのスタートアップコミュニティの中心的存在として、起業家や経営者が集うイノベーションの拠点です。
昨年、ALTILANは「スペースジムニー」プロジェクトを含む多くの地域向けイベントを成功させており、約500名が参加したイベントを通じて地域における宇宙ビジネスの可能性を広げてきました。その流れを受け、地域のパートナーシップを強化し、本社移転を決定しました。
目指すビジョン
新しい本社を拠点に、ALTILANは以下の目標を掲げています:
1.
地域エコシステムの強化
- FUSEの場を活かし、地域の様々なステークホルダーとの交流を促進し、浜松を中心とした宇宙ビジネスのエコシステムを構築します。
2.
地域密着型の宇宙ビジネス展開
- 浜松や静岡、東海エリアの製造業の力量を生かし、地域に根ざした独自の宇宙ビジネスモデルを確立します。
3.
オープンイノベーション加速
- FUSE内での交流を通じて、新たなアイデアや挑戦が生まれる環境を整え、他産業との協業を支援します。
4.
次世代人材の育成
- 宇宙教育プログラムやワークショップを行い、未来の宇宙ビジネスに必要な人材を育成します。
今後の取り組みと予定イベント
ALTILANはFUSEにおける新たな協業を基に、宇宙機器の開発を進めています。特に、小型宇宙機の共同開発を通じて、2030年代前半には実際の打ち上げを目指しています。加えて、これまで行ってきた「浜松から宇宙へ」というイベントを引き続き開催し、地域の参加者が宇宙ビジネスについて議論する機会を提供します。
本年8月6日には、第3回目のイベントが予定されています。FUSEでは地域のビジネス志向が集まり、宇宙に関心を持つ多くの人々に向けて新たな未来を共に築く場となることでしょう。
最後に
ALTILANの本社移転は、地域と共に成長し、新たな価値を創出するための大きなステップです。同社は今後もFUSEから、浜松発の革新的な宇宙ビジネスを推進し続けるとともに、地域経済に寄与していく姿勢を見せています。これからのALTILANの活動に是非ご注目ください。