飲食店の新しい魅力発信メディア「ミセメディア」がスタート

飲食店の新たなプロモーションツール、ミセメディア登場

株式会社ぐるなびとエプソン販売株式会社が協力し、飲食店の魅力を最大限に引き出す新しいメディア「ミセメディア」を発表しました。このプロジェクトの背景には、コロナ禍の影響で変化した消費行動に対する双方のニーズがあります。

ミセメディアとは

「ミセメディア」は、飲食店内に設置されたプロジェクターや大型ディスプレイを使用して、来店客に視覚的な体験を提供する新しいメディアです。飲食店のメニューやサービスを大画面で紹介することで、五感に訴える体験を生み出し、飲食店の集客を促進します。これにより、企業や自治体が独自の情報発信を行い、地域の特産品やイベントに関する魅力も伝えることが容易になります。

特に注目されているのが、来店客が実際にメニューを賞味する「メニューフェア」の導入です。スポンサー企業や自治体が推薦する商品を基にした特別メニューを提供し、来店客は新たな発見と体験を得ることができます。これにより、飲食店の店員からの直接のおすすめも加わり、より深い体験価値の創出が期待されます。

新しい体験の提供

「ミセメディア」では、単なる情報提供にとどまらず、商材が持つストーリーや想いを伝え、来店客同士の会話を生むことにも力を入れています。顧客が新商品を体験し、それについて感じたことを即座にアンケートでフィードバックする仕組みも整えており、効果測定が可能です。このように、来店から満足までの流れを一貫してサポートすることで、飲食業界全体の活性化を目指します。

高視認率の実証実験

これまで行われた実証実験によると、来店客はディスプレイに投影された情報に対して約70％の視認率を示したとのことです。このデータは実施店舗の選定やプロモーションの効果を高める上で非常に重要です。特に、首都圏の厳選された人気飲食店でのプロモーションにより、広告効果を最大化させることができるでしょう。

今後の展望

ぐるなびとエプソンは今回の共同事業を通じて、「ミセメディア」が飲食業界の新たな社会インフラとして定着することを目指しています。目標は、食にまつわるあらゆる顧客に対して継続的な価値提供を行うこと。両社の強みを活かして、この新しいプロモーションの場を発展させていくことで、業界全体のパートナーシップの強化を図ります。