電通グループが先端テック企業『stu』に出資、エンタメ新時代の幕開けへ

株式会社電通グループ（本社：東京都港区）が、先端技術を駆使したコンテンツ開発に特化したスタートアップ、株式会社stu（本社：東京都渋谷区）に出資したことが発表されました。このパートナーシップは新たなエンターテインメントの時代を切り開くものとなるでしょう。

最近の生活スタイルやメディア接触の変化に伴い、人々の趣味や嗜好も多様化が進んでいます。そして、これに呼応するかのようにエンターテインメントの形態も変わりつつあります。日本から生まれる多彩なコンテンツが、世界中で注目を浴びる中、テクノロジーの進化はその促進要因の一つとされています。特に、デジタルコンテンツやバーチャルライブ、さらにクリエイターによる新しい映像制作手法が次々に登場し、新たなエンターテインメント体験を提供しています。

stu社は「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、先端技術を利用した創造的なチームを育成しています。具体的には、5GやXR技術、メタバースを駆使したエッジテック事業を展開し、さらに高度な映像制作ワークフローを確立することで、エンターテインメント業界に革新をもたらそうとしています。今回の電通グループからの出資をきっかけに、stu社は社内にマーケティング専門チーム「zeitgeist（ツァイトガイスト）」を設け、エンターテインメント領域で培ったファンダムの育成をさらに強化し、マーケティング分野への展開を図っていく予定です。

電通グループは、stu社の持つ先進的なテクノロジーとコンテンツ制作力、以及びzeitgeistのマーケティングノウハウを活用することで、自社の事業開発力の拡充を目指しています。特にXRやメタバースといった新しい技術がエンターテインメントにどのような変革をもたらすか、その可能性を探ることで、さらに市場の拡大と発展に貢献する方針です。

stu社は2017年に設立され、急成長を遂げる企業として、特にデジタル空間におけるコンテンツ開発を手掛けています。今後の展開に期待が寄せられています。電通グループはすでに、stu社の先端技術およびコンテンツ開発力と自社の強みを組み合わせることで、より多様なエンターテインメント創出の可能性を探求し続けます。さらに、新たなマーケティング手法やファンダムの育成にも注力し、今後のビジネスチャンスを広げていく方針です。

【stu社の基本情報】