銀シャリ橋本直のエッセイ集『細かいところが気になりすぎて』発売
お笑いコンビ・銀シャリの橋本直さんの初のエッセイ集が10月30日に新潮社から発売される。タイトルは『細かいところが気になりすぎて』。橋本さんは多くの視聴者に愛されている人気の芸人であり、そのユーモラスなツッコミで知られている。
ツッコミの天才、橋本さん
橋本さんは2016年に「M-1グランプリ」で優勝し、その後もテレビやラジオ、YouTubeで多彩な活動を行っている。彼のスタイルは、どんな些細な出来事にもツッコミを入れること。毎日の生活で目にする普通の風景を、ユーモア溢れる視点で切り取ることにかけては、まさに天才的と言える。彼の魅力は、一見些細な瞬間に気づき、それを引き出すことにある。
エッセイの内容と構成
本書は、雑誌「波」で連載していた内容に新たに書き下ろしを加えた全20編から成る。おすすめポイントとして、橋本さんが膨大なネタを持ち寄り、日常の様々な出来事について独自の視点から考察を披露しているところである。特に、結婚生活や幼少期の思い出、亡くなったお父さんの話など、普段は語られない側面にも触れている。
俳優の風間俊介さんは、橋本さんの細かすぎる日常を「好き」と絶賛し、作家の津村記久子さんは「読み終わったあとは日常が楽しく見える」とコメントしている。彼のエッセイが持つその独特の視点は、多くの読者に共感を呼ぶだろう。
ツッコミを通じての気づき
本書の中でも印象的なのは、橋本さんの“ネガティブ”な側面についての洞察だ。彼は幼少期、人見知りであり、緊張しやすかったというが、芸人として成長する過程でそれをツッコミに昇華させている。彼は、「日常の中でムカついたり切なかったりした時は、ツッコミ口調に変換してみるといい」と言及している。この言葉は、単なる笑いを越えた、人生をより楽しく生きるための知恵なのかもしれない。
漫画とのコラボレーション
さらに、本書の魅力の一つが相方の鰻和弘さんが描いた4コマ漫画だ。全編に亘って、橋本さんのエッセイから影響を受けた漫画が収録されており、どれも一筋縄ではいかない面白さを放っている。エッセイと漫画のコラボレーションは、読者に新たな楽しみを提供することだろう。
本書の期待感
銀シャリの橋本さんが自らのツッコミの神髄を感じさせるこのエッセイ集は、笑いたい時や心を癒したい時にぴったりの一冊。10月30日の書籍発売に期待が高まる中、読者はどのような笑いと気づきを得るのか、一足早く楽しみにしたい。エッセイの一部は試し読みが可能とのことなので、先行して彼のユーモアを味わい、その魅力に触れてみてはいかがだろうか。
書籍情報
- - タイトル: 細かいところが気になりすぎて
- - 著者名: 橋本直
- - 発売日: 10月30日
- - 定価: 1650円(税込)
- - ページ数: 192頁
- - ISBN: 978-4-10-355851-4
- - 著者公式インスタグラム: こちら