シコー新工場開設
2023-04-12 15:00:02
シコー株式会社、新工場の竣工と稼働開始で新たな一歩を踏み出す
シコー株式会社が新たな製造拠点を設立
1950年に設立されたシコー株式会社は、大阪を拠点に食品や化学品の包装用紙袋を主に製造している企業です。この度、同社の福島製造部に新たな工場が竣工し、稼働を開始しました。新工場の完成は、震災からの復興を夢見る地域にとっても大きなニュースです。
新工場建設の背景
シコーの福島製造部は1980年に設立され、東日本大震災による甚大な被害を受けました。一部の建屋が損壊し、その復旧作業を経て安定稼働を目指してきました。しかし、10年先の未来を見据え、さらなる環境改善が必要だと判断し、新工場の建設を決定したのです。2022年1月から始まった工事は2023年3月に完了し、12年の時を経て新たな生産ラインの運用が始まりました。
魅せる工場へ
新工場では生産効率と作業環境の改善が徹底されており、「魅せる工場」をコンセプトに工事が進められました。従来の設備に加えて、最新の自動ラインも導入され、動線設計にも気を配っています。これにより、従業員が働きやすいだけでなく、旧工場を凌駕する生産性を実現しました。
特に、食品用途に求められる異物混入防止のため、先進の空調設備やエアシャワーが新しく取り入れられています。これにより、工場の生産環境が一層向上しました。
地域への貢献
新工場の稼働開始を祝う落成式が2023年4月28日に行われました。式典には二本松市長の三保恵一氏も臨席し、地域復興に対する期待を込めて祝辞を述べました。市長は「新工場の完成は、震災後の地域に活気をもたらすものと信じています」と述べ、シコー株式会社が地域発展に寄与することへの期待を表明しました。
ドローン撮影会も実施
新工場の完成を記念して、マイクロドローンを使った撮影会も行われました。シコーでは「知名度は低いけれど、包装用紙袋は世の中に必要」と考え、ドローンによる撮影を活用して新製品や工場の魅力を広める予定です。ドローン動画はSNS等でも公開される予定で、より多くの人々にシコーの取り組みを知ってもらうことを目指しています。
シコー株式会社について
シコーは「包装で創るストレスフリーな世界」というビジョンのもと、産業用包装資材を提供しています。競争の激しい業界においても、品質向上を図りながら顧客のニーズに応える取り組みを続けています。新工場が稼働することで、さらなる生産力の強化と地域貢献を果たしていくでしょう。
今後とも、シコー株式会社の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
シコー株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区梅田1-1-3-1500大阪駅前第三ビル15階
- 電話番号
-
06-6345-8456