遊び道具を無償提供
2022-10-29 08:01:47
土田化学が廃材を再利用した遊び道具を保育施設へ提供します
土田化学が廃材を遊び道具に再生
最近、土田化学が廃棄物を利用して新たな遊び道具を提供する取り組みが注目を集めています。この取り組みは、同社が抱えていた不良品の問題を解決するために始まったものです。特に、射出成形で作られる容器の不良率が高く、長年にわたり悩みの種であったといいます。
Twitterがきっかけに
この状況を打破しようと、創業家の四代目・土田翔大氏が2022年4月にTwitterで活用法を募ったところ、様々なアイデアが集まりました。最終的に選ばれたのは、「子どもの遊び道具」という提案です。これに応じて、土田化学は元々単色だった容器に7色のカラーバリエーションを追加し、2022年5月以降、大阪市内の保育園や鳥取県で開催されたワークショップに提供しました。
子どもたちの反応
子どもたちは、この容器を使って積み重ねたり、絵を描いたり、水遊びに使ったり、自分たちの発想で遊ぶ様子が見られました。土田化学のスタッフは、その楽しそうな光景を見て感銘を受け、さらに多くの子どもたちに喜んでもらうために、兵庫県内の保育施設にも無償で提供することを決定しました。
名前は「にじいろぶろっく」
今回の取り組みに際し、この遊び道具の名称を決めるために再度Twitterでアイデアを募りました。その中で、「保育園児の娘が『にじいろぶろっく』と名付けた」という提案があり、この名称が採用されることになりました。この名前は子供たちの感性をそのまま表現しているだけでなく、リサイクルの「にじ」との語呂合わせも意識されています。
無償提供の詳細
土田化学による「にじいろぶろっく」の提供は、兵庫県内の保育施設に向けて行われます。その応募条件は以下の通りです。
1. 兵庫県内に住所を持つ保育施設であること。
2. 施設運営許可書等の資料を提出できること。
3. 数量は1施設あたり3セットまでです。
また、応募方法は専用フォームから行うことができます。
期待される成果
この取り組みは、ただの廃材を遊び道具として再利用するだけでなく、子どもたちに楽しさや創造能力を与えることで、環境問題にも寄与する可能性があります。土田化学は今後も廃材の有効活用を進め、さらなる社会貢献を目指していきます。子どもたちの笑顔が、この取り組みの何よりの成果となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社土田化学
- 住所
- 兵庫県丹波市柏原町北中11
- 電話番号
-
0795-72-2246