バンダイナムコの新機種クレーンゲームに環境配慮型樹脂板が採用！

バンダイナムコアミューズメントのクレーンゲームに環境配慮型樹脂板が採用！

株式会社バンダイナムコアミューズメントが新たに発売したクレーンゲーム、『クレナグラン』に、環境対応型のメタクリル樹脂板「コモグラス®RE」が採用されたことが発表されました。この採用は、同社が環境問題への意識を高め、サステナブルな取り組みを積極的に推進していることを示す大きな一歩と言えるでしょう。

「コモグラス®RE」は、製造過程で発生する端材を再利用した、環境配慮型のメタクリル樹脂板です。従来のメタクリル樹脂板の製造工程では、多くのエネルギーを消費し、二酸化炭素排出量も増加しがちでした。しかし、「コモグラス®RE」は、これらの端材を再溶融、押出成形することで、これらの問題を解決する画期的な素材なのです。

具体的には、原料の50％に再生材料を使用しており、2024年1月にはエコマーク認定を取得（認定番号：23 118 012）しています。このことは、製品の環境性能の高さを第三者機関が保証していることを意味します。さらに、端材の再利用によってモノマー合成およびポリマー重合工程が不要となるため、製造工程におけるCO₂排出量を従来比で52％削減することに成功しています。この数値は、ライフサイクルアセスメント（LCA）に基づいた算定・検証結果に基づいています。

「コモグラス®RE」のカラーバリエーションは豊富で、透明（2、3、5、8、10mm厚の5種類）と、白、黒（2、3、5mm厚の3種類）の計8種類が用意されています。厚さや色の選択肢が豊富であるため、様々なデザインのクレーンゲームに柔軟に対応でき、バンダイナムコアミューズメントの製品開発における幅広い選択肢を提供できるでしょう。

今回の「コモグラス®RE」の採用は、企業の社会的責任（CSR）を果たすという観点からも重要な意味を持ちます。環境問題への意識が高まる中、企業は自社の製品やサービスが環境に及ぼす影響を真剣に考える必要があり、バンダイナムコアミューズメントは「コモグラス®RE」を採用することで、その姿勢を明確に示しました。この取り組みは、他の企業にとっても、環境配慮型の製品開発を進める上で参考となる好例と言えるでしょう。今後、クレーンゲーム業界全体で環境配慮型素材の採用が進む可能性も期待されます。

『クレナグラン』は、最新の技術と環境配慮を融合した、革新的なクレーンゲームとして、今後、多くのゲームセンターで稼働を始める予定です。その筐体に使われている「コモグラス®RE」にも注目が集まり、環境問題への意識がさらに高まるきっかけとなるかもしれません。