学生が地域活性化に挑む「新しいまちづくり」設計プロジェクト始動
学生が審査員として地域活性化に貢献
宮城県名取市のゆりが丘地区にて、「新しい地域まちづくり」をテーマにした設計提案プロポーザルが、2022年7月9日に<尚絅学院大学多目的ホール>で開催されます。このプロジェクトは、株式会社ミツイと尚絅学院大学がタッグを組み、地域の活性化に向けて学生たちのアイデアを取り入れつつ、地域に根ざした新たなまちづくりを実現するものです。
高齢化問題と地区の背景
ゆりが丘は約30年前に住宅地として開発された地域ですが、高齢化の進行や人口減少が問題となっています。このような状況下で、株式会社ミツイは地域に複合施設を建設し、若者や地域住民が集まる新たな場を提供する構想を持っています。代表の金沢氏は「未来を支えるのは現在の若者であり、大人たちの偏った考えからではなく、学生たちの意見を盛り込んだ持続可能な地域をともに創るべきだ」と述べています。
学生たちの役割と体験
学生たちは、プロポーザルの審査員として地域づくりに積極的に関わることで、実践的な経験を得られる貴重な機会を与えられます。参加する学生たちは、このプロジェクトを通じて、地域に対する理解と貢献を深めることを目指しています。
現1年生の学生は「経験不足で理解も浅いが、地域の活性化に貢献できるよう努めます」とコメント。一方、現2年生は「企業と関わる貴重な機会を無駄にせず、自分の発想力を活かしたい」と意気込んでいます。また、現3年生は「ゆりが丘の方々との交流ができたことが大きな刺激になっている。今後、このプロジェクトを通じて地域の人々とさらに交流できる場となればいい」と期待を寄せています。
プロジェクトの展望
このプロジェクトは1年以上にわたる長期的な取り組みとなる見込みであり、学生の目線からのドキュメンタリーとしても関心を集めています。尚絅学院大学の学長や副学長、教育研究支援課からも積極的な協力を受けており、プロジェクトの進行が楽しみです。地域住民との関わりを深め、心を一つにして新たな地域づくりを考える機会として、多くの学生にとって素晴らしい経験の場となることでしょう。
今後の動向
プロジェクトの一環として、設計提案審査会が開催される予定です。学生たちの視点やアイデアが、地域のニーズに応じたサービスや施設につながることが期待されています。また、当日、取材を希望する報道関係者は感染症対策をしっかりと行った上で、事前に連絡をお願いしています。
「新しい地域まちづくり」がどのように進展し、地域の活性化に繋がっていくのか、ぜひ注目していきたいですね。
会社情報
- 会社名
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株式会社ミツイ
- 住所
- 宮城県仙台市太白区長町7-19-39COMビル101
- 電話番号
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