株式会社アンティル代表取締役がPacRim Marketing GroupのCEOに就任

株式会社アンティルの桂俊成が、2025年4月1日からハワイ・ホノルルに拠点を置くPacRim Marketing Group, Inc.のCEOに就任することが発表されました。同時に、引き続きアンティルの代表取締役を務めることも報告されています。

桂は、マーケティング業界での豊富な経験を持ち、PR戦略の企画実行、クリエイティブ開発、デジタルマーケティングにわたり、数多くの企業成長を支援してきました。最近では、クライアントの成果を最大化するため、DX推進やAI技術の導入に力を入れています。

PacRim Marketing Groupは1990年に設立され、アジアと北米を結ぶ国際マーケティングの先駆者として、35年にわたり多言語・多文化を活かしたマーケティングコミュニケーションを提供してきました。また、2017年にベクトルグループに参画し、アジア太平洋地域での成長を続けています。

桂のCEO就任にあたって、PacRimはグループ再編とブランド刷新を進めることを発表しました。これまでのPacRim Marketing、PRTech、Tokyo officeの3社体制から、PRTechは2023年にPacRim Marketingに統合され、Tokyo officeは2024年にアンティルが買収します。新ブランド名「Vector USA」への変更も予定されており、これによりハワイを基盤とし、アジア太平洋地域と北米をつなぐ大規模なマーケティングハブへと進化する予定です。

新たな「Vector USA」では、デジタル時代のニーズに応えるためさまざまなサービスを提供します。具体的には、戦略的コミュニケーション、デジタルマーケティング、データ分析、多言語コンテンツ制作、インフルエンサーを活用したマーケティング、そしてテクノロジーソリューションが含まれます。これにより、ハワイ及び北米企業が日本やアジア太平洋地域に進出する際の支援、および逆に日本やアジア企業がハワイや北米市場へ参入する際の支援が行われる予定です。

ハワイと北米企業が日本市場において成功するためのマーケティング戦略の強化、また観光・ホスピタリティ業界におけるインバウンド・アウトバウンドマーケティングの最適化も、新部門の重要な役割となります。国際的な視点から地元の市場ニーズを捉え、顧客のビジネスを成功に導くための新たな取り組みに期待が寄せられています。

株式会社アンティルは、PR企画から実施、ブランディングやリスクマネジメントまで幅広く手がけている企業です。今後、桂が参加するパックリムのCEOとしてのリーダーシップ新体制にも注目が集まります。これからの展開に目が離せません。