eMotion FleetとEVモーターズが商用EV促進で提携契約を締結

業務提携契約で商用EV導入推進

eMotion Fleet株式会社と株式会社EVモーターズ・ジャパン（以下、EVM-J）は、商用電気自動車（EV）の導入促進を目的とした業務提携契約を結びました。両社はそれぞれの技術とサービスを融合させ、バス事業者や物流事業者向けのワンストップサービスを提供することを目指しています。この提携により、日本国内にとどまらず、東南アジア市場への展開も視野に入れ、EV導入の課題解決に貢献していく方針です。

提携の背景

近年、カーボンニュートラルの実現に向け、多くの企業が商用EVの導入を急いでいます。しかし、車両の調達や充電インフラの整備、運用管理などが複雑で、導入を躊躇うケースが多いのが現実です。EVM-JとeMotion Fleetは、このような問題を解決するために、それぞれの強みを活かした支援を行うことを決定しました。

主な提携内容

1. ワンストップサービスの提供
EVM-Jが開発した商用EVや充電器、蓄電池と、eMotion Fleetが提供する運行・エネルギー管理システム（FMS/EMS）を組み合わせ、トータルソリューションを構築します。これにより、EVの導入から運用までを包括的に支援することが可能となります。

2. 技術の検証と互換性確認
両社のシステム連携を強化し、EVM-Jの充電器とeMotion FleetのFMS/EMSが互換性を持つことを確認します。このプロセスを通じて、ユーザーにより利便性の高い運用環境を提供します。

3. 新規サービスの開発
EVモーターによって生成されるデータとテレマティクスデバイスのデータを統合し、EV運用の最適化を支援する新たなサービスを共同開発します。

4. 海外市場への展開
主に東南アジア市場をターゲットに、EV導入支援と運用管理のソリューションを展開します。この取り組みを通じて、各国のニーズに合わせた運用モデルの確立を目指します。

5. 共同プロモーションの実施
さまざまな展示会やイベントでの共同マーケティング活動を通じ、EV導入を促進します。

今後の展望

EVM-JとeMotion Fleetはこの提携を通じて、商用EV市場の成長に寄与し、持続可能なモビリティ社会の実現を目指しています。さらなる技術開発や事業展開を進め、より多くの事業者がEVを導入しやすい環境を整えていくことを約束します。両社の取り組みがもたらす未来の交通手段が、環境に優しい社会を実現する一助となるでしょう。

eMotion Fleet株式会社について

eMotion Fleetは、日本とアジアにおける事業者の商用EV導入を支援し、脱炭素化を実現します。ドイツの物流大手に23,000台の商用EVを導入した実績があり、事業者や自治体のニーズに応じて、商用EVフリートの計画から導入、運用までトータルで支援しています。これにより、稼働率向上、運用コスト削減、CO2削減などの実績を挙げています。