秋田大学とナガイレーベンが医療用白衣の環境負荷低減へ共同研究をスタート
秋田大学とナガイレーベン株式会社が、医療用白衣に関する共同研究を2025年9月1日から開始します。この研究の目的は、医療服のライフサイクルにおける環境負荷の低減を目指すことです。
ナガイレーベン株式会社は、創業110周年を迎えた医療用白衣の専門メーカーで、東京都千代田区に本社を構えています。一方、国立大学法人の秋田大学は、秋田県秋田市に所在し、学長は南谷佳弘氏です。両者の共同研究によって、医療現場における持続可能な製品開発につながる、新たな知見が得られることが期待されています。
本研究では、医療服の「生産」「使用」「廃棄」「リサイクル」といったそれぞれのステージで、環境への影響を定量的に評価するアプローチが採られます。この分析を通じて、どの工程で最も環境負荷がかかるのかを明らかにし、持続可能性の向上に寄与する方策を見い出すことを目指しています。
具体的には、秋田大学大学院理工学研究科、ナガイレーベン株式会社、ナガイ白衣工業株式会社の各拠点で研究が行われます。この提携により、学術的な知見と企業の実務経験を融合させた、実践的な研究が展開される予定です。
ナガイ白衣工業株式会社は、ナガイレーベンの製造部門であり、秋田県にマザー工場を置いています。今回の共同研究は、秋田地域の産学連携の推進という側面でも重要な役割を果たすとされています。地域の特性を活かし、地元での研究開発が地域社会への貢献にもつながることが期待されます。
ナガイレーベン株式会社は、医療や介護分野におけるユニフォームのリーディングカンパニーとして、環境配慮型の製品開発に重きを置いています。持続可能な社会実現のために何ができるのか、常に模索しており、今後の研究成果が企業の方針にどう生かされるのかも注目されます。
この取り組みは、医療業界の環境への影響を軽減する上で重要なステップとなりそうです。持続可能な製品開発に向けた取り組みが進む中で、ナガイレーベンが先駆者としての役割を果たし、環境に優しい医療現場の実現に貢献できることを大いに期待しましょう。
会社情報
- 会社名
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ナガイレーベン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区鍛冶町2-1-10
- 電話番号
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03-5289-7931