口まわりのシワ、見た目年齢に大きく影響!サンスターが独自の評価基準を開発
近年、年齢を重ねるにつれて気になるシワ。特に、口まわりのシワは、ほうれい線やマリオネットラインに加え、上唇の縦ジワなど、様々なシワが重なり、見た目年齢を大きく老けさせてしまうことが、サンスター株式会社の調査で明らかになりました。
同社は、東京女子医科大学 川島眞名誉教授監修のもと、口まわりのシワを評価するための「口まわりのシワグレード標準」を開発。第24回抗加齢医学会総会で発表しました。
口まわりのシワは、見た目年齢を17.6歳も老けさせる!?
サンスターが実施した40~70代の女性2,000人を対象としたアンケート調査では、全年代で口もとのシワが最も気になるシワ部位として挙げられました。
さらに、シワ部位別の見た目年齢への影響度を調べた結果、口まわりのシワがある場合、他の部位のシワに比べて、見た目年齢が「+17.6歳」と最も高く評価されたのです。
これは、口まわりのシワが、顔の表情筋の衰えや、皮膚のたるみなど、複合的な要因によって生じやすく、目立ちやすいことが原因と考えられます。
専門家による評価で妥当性を確認
口まわりのシワグレード標準は、30~70代の女性114名の口まわりの写真を用いて、4名の美容皮膚科医および美容外科医が、シワの重症度を評価し、その評価結果を基に作成されました。
専門家間で評価結果が一致しない場合は、写真の一部を変更するなど、修正を重ね、最終的に一致した段階で標準としました。
その後、複数のシワ写真について、専門家によるグレード評価を実施し、その評価値と、責任医師およびサンスター研究員が定めた想定値との一致度が良好であったことから、評価指標としての妥当性が確認されました。
口まわりのシワ改善、若々しさを取り戻せる期待
今回の研究結果から、口まわりのシワ、特に上口唇の縦ジワは、見た目年齢を大きく上昇させる要因であることが明らかになりました。
サンスターは、今後、開発した「口まわりのシワグレード標準」を活用し、口まわりのシワをターゲットとした製品の有効性評価を進めることで、シワ改善による若々しさの維持に貢献していく方針です。
専門家コメント
東京女子医科大学 名誉教授 川島眞先生
「これまで、抗シワ効果を有する医薬部外品の臨床評価は、目尻のシワを対象に行われてきました。しかし、口まわりのシワに関しては、評価基準が確立されていませんでした。今回、サンスター株式会社と美容医療に携わる医師により、口まわりのシワグレード標準が定められたことは、口まわりのシワをターゲットとする製品の評価に大きく貢献するでしょう。」
まとめ
サンスターが開発した「口まわりのシワグレード標準」は、口まわりのシワが見た目年齢に与える影響を明らかにし、シワ改善製品の開発や評価に役立つ画期的なツールです。
今後、この標準を用いた研究が進むことで、口まわりのシワに関する理解が深まり、より効果的なシワ改善対策が期待されます。