『男はつらいよ』55周年記念の特別書籍『渥美清に逢いたい』刊行

特別書籍『渥美清に逢いたい』の誕生

映画『男はつらいよ』が公開55周年を迎え、ついに特別書籍『渥美清に逢いたい』がリリースされました。この書籍は、テレビ界のレジェンド・黒柳徹子さんと『男はつらいよ』の監督である山田洋次さんによる特別対談が収められています。

『男はつらいよ』の背景

『男はつらいよ』は、1969年8月27日に初めて劇場公開され、その後大ヒットを続け、今や「一人の俳優が演じた最も長い映画シリーズ」としてギネス記録にも認定されています。この映画は、日本が高度経済成長の真っ只中にあった時代を背景に、親しみやすいキャラクターの寅さんを中心に展開されてきました。

著者たちの深い思い

山田監督は、これまで30年の間に多くの思い出や感慨を抱き続けてきたと語ります。渥美清さんの大親友である黒柳さんとの対談を通じて、彼の新たな側面を知りたいという気持ちがさらに強くなったのです。二人は長い歴史の中で深い共感を持ち合う関係であり、その語り合いからは貴重なエピソードが次々と引き出されます。

書籍の内容と特徴

書籍『渥美清に逢いたい』の中では、黒柳さんとの対談を通じて明らかになった渥美さんの素顔や、彼が演技をどう捉えていたかといった貴重なお話が満載です。また、ここでは山田監督が憧れを抱いていた黒柳さんをマドンナとして描いた幻の脚本『男はつらいよ寅次郎福音篇』の抜粋も掲載されています。

さらに、本書には歴代の『男はつらいよ』ポスターもカラーで収録されており、ファンにはたまらない資料もたくさん含まれています。この本を手に取ることで、映画への愛だけでなく、渥美清さんの人柄や魅力も再発見できることでしょう。

イベント情報

更に、11月2日と3日には『寅さんサミットin柴又』が開催される予定です。このサミットでは、寅さんにまつわる様々なイベントや展示が計画されており、映画『男はつらいよ』ファンにはたまらない機会となるでしょう。参加は自由で、柴又駅からも徒歩圏内というアクセスの良さも魅力です。これを機に、映画の世界に触れ合い、親しみを深めてみてはいかがでしょうか。