中古ブランド品取引調査の結果
2022年3月6日から9日にかけて、株式会社ファーストクラスが行った中古ブランド品の売買に関するアンケート調査が注目を集めています。対象は20代以上の女性1,000名。調査の目的は、彼女たちが中古ブランド品の売買経験をどのように捉えているか、また、どのようなサービスを利用しているかを明らかにすることです。
調査内容の概要
基本的なアンケート内容として、「中古ブランド品の売買をしたことがあるか?」という質問がありました。その結果、なんと全体の40%にあたる401名が「どちらもない」と回答しています。残りの599名は、中古ブランド品を購入もしくは売却したことがあります。
- 売ったことがある:264名
- 買ったことがある:190名
- どちらもある:145名
購入者の傾向
買ったことがある335名を対象に、利用したサービスについて尋ねたところ、最も多かったのは「フリマアプリ」で、176名が回答しました。次いで、リサイクルショップや質屋が152名、ブランド専門店が77名という結果でした。特筆すべきは、40代以上の女性はフリマアプリの利用が減り、リサイクルショップや質屋の利用が増える傾向にあることです。これは、人気のある中古ブランド品の購入方法における世代の変化を示唆しています。
売却者の動向
売ったことがある409名に対して、売却時に利用したサービスを調査したところ、こちらでも「フリマアプリ」が最も多く202名が利用しています。続いて、ブランド買取店が195名、リサイクルショップが158名です。若年層においては引き続きフリマアプリの比率が高かったものの、40代以上はブランド買取店やリサイクルショップへの依存が増していることが伺えます。
売ったことがない人の処分方法
売ったことがないと回答した590名に対しては、「ブランド品をどう処分しているか?」を尋ねた結果、212名が家族や親戚に無償で譲ると答えた他、105名は捨てると回答。約半数の人が周囲の人に譲る選択肢を選んでいることがわかりました。また、「処分しない」と回答した181名には、使用しなくなったものを保管し続ける傾向が見られました。
総括
今回の調査を通して、中古ブランド品は世代によって利用されるサービスが変わることが明らかになりました。また、売買経験がない女性たちの処分方法にも家族や友人を通じたリユースの傾向がみられ、コロナ禍でのリユース市場の拡大はこれからも進むと思われます。さらに詳細な情報は、
こちらの記事から確認できます。
このデータをもとにブランド買取やフリマアプリを利用する際には、世代の特徴を考慮することが成功へつながるかもしれません。