NTTドコモビジネスと東京科学大学の共同研究への取り組み
NTTドコモビジネス株式会社と東京科学大学のGENTEN Research Centerは、先日基本合意書を締結しました。この協力は「人間の可能性をひらく」という共通テーマのもと、両者の知見と技術を融合させることを目指しています。この取り組みは、スポーツ科学や生命科学の研究をICT(情報通信技術)で支えることで、新しい価値を創造しようとする試みです。
1. 研究の背景と目的
GENTEN Research Centerは、スポーツサイエンス担当の室伏広治副学長がセンター長を務めています。同センターでは、生命や人間、環境の原点に対する探求が進められ、特に人間の能力を拡張し、健康やライフパフォーマンスを向上させる研究が展開されています。たとえば、スポーツ科学、低酸素環境、再生医療等の分野での最先端の知見を基に、一般市民のライフスタイルにも応用しようとしています。
NTTドコモビジネスは、AIやIoTなどの先端技術を駆使し、ヘルスケアや教育、スポーツの領域で社会への実装を進めてきました。少子高齢化や健康寿命の問題に対処する中、個人が自身の生活環境に合わせて高いパフォーマンスを発揮できる社会の実現が求められています。そのためには、人間の可能性を探求し、得られた知見を日常生活に活かしていくことが欠かせません。
2. 基本合意書の概要
今回の合意書により、共同研究とその成果を社会に実装する取り組みが推進されます。主な施策としては次の点が挙げられます。
- - 身体能力の拡張: AIやセンサー技術を活用し、運動解析を通じてトレーニングの個別最適化を実現。トップアスリートから一般の人々まで、誰もが恩恵を受けられる環境を目指します。
- - 健康とライフパフォーマンスの向上: 睡眠、老化、低酸素環境に関する基礎研究から得たデータをもとに、日常生活に役立つ健康情報を提供します。
- - 体験価値の向上: スポーツ観戦や文化芸術鑑賞に新たな体験価値を創出することを目指します。
- - スポーツ科学と宇宙分野の連携: スポーツ科学の知見を宇宙分野へ応用し、イノベーションを推進します。
- - 街づくりへの応用: スポーツや宇宙に基づく研究が、ライフパフォーマンス向上に貢献する街づくりに結びつけられます。
3. 今後の展開
合意書に基づく取り組みとして、実証実験や共同研究が段階的に進むことになります。GENTEN Research Centerの研究成果とNTTドコモビジネスのICT技術を活用した新しいサービス開発が期待されます。最終的には、個々のライフスタイルに合わせて人間の可能性を引き出せる社会を構築することが目指されます。
記者は、これらの取り組みがもたらす未来に大いに期待しています。新しい価値創造の波が、私たちの生活をどのように変えていくのか、今後の動向から目が離せません。