円安を生かす！WIPジャパンとエートゥジェイが通販業界革新を目指す提携

2023年6月20日、WIPジャパン株式会社と株式会社エートゥジェイが、新たな提携を発表しました。この提携は、円安環境を活用した海外市場への進出を目指すものです。両社は、それぞれの持つ技術と知見を融合させ、日本のEコマース業界をさらなる繁栄に導くことを目指しています。

提携の背景

近年、訪日外国人が増えており、彼らに向けたサービスや商品を提供することも「輸出」と捉えられています。これにより、日本企業は新たな商機を見出すことができるでしょう。さらに、現在の円安は、海外消費者にとって日本製品の価格競争力を高める要因となっています。

WIPジャパンは、多言語に対応したAIクラウドサービス「AIシュリーマン」を提供し、国内外の消費者とのコミュニケーションをスムーズにする技術を開発しています。一方、エートゥジェイは高いEコマースデザインの専門技術を有しており、顧客体験の向上とビジネス成長を実現しています。この二つの力が結集することで、日本の通販業界は新しいステージへと進化することが期待されています。

新しいシステムの特徴

この提携の下で開発されたシステムでは、以下の特徴が提供されます:
1. 31の言語に対応: 高性能なDeepLをメインとし、他の翻訳エンジンも使用可能で、幅広い言語に対応します。
2. AI校正機能: ChatGPTを使って、ネイティブレベルでの文章校正を行い、翻訳の精度を向上させます。
3. 簡単な設定で導入: 初期設定が簡単で、ブラウザの言語に応じて自動で切り替わるように設計されています。
4. 超高速なページ表示: 非常に高速なページ表示が可能で、最速で情報を提供します。

業界への影響

この提携は、日本の通販業界にとって大きな変革をもたらすものと考えられています。WIPジャパンのAI技術が加わることで、企業はより簡単に多言語対応ができ、世界中の消費者と直接接点を持つことが可能になります。特に、訪日外国人や在住外国人に向けたマーケティングが容易になります。

WIPジャパンの代表取締役社長、上田輝彦氏は「この提携は、日本の通販業界を強化するための重要なステップです。エートゥジェイと共に、日本の未踏の領域へ進むことを楽しみにしています」とコメントしています。エートゥジェイの飯澤満育社長も「我々のデザイン能力とWIPの技術が合わさり、新たな可能性が広がります」と期待を寄せています。

今後の展望

この新提携により、両社は通販業界のさらなる進展を目指しています。日本製品の高品質と独自性を海外市場に届けることで、市場の拡大と日本経済の発展に寄与することを目指す方針です。また、消費者にとっても利便性が向上し、満足度の高いショッピング体験が提供されることが期待されます。

今日のデジタル化が進む中、WIPジャパンとエートゥジェイの提携は、通販業界における革新的な変化を起こすチャンスとなることでしょう。この動きが、今後どのように業界を変えていくのか、その行方に注目が集まります。