書店の販路を広げる新サービス「SHO:TEN」
株式会社トーハンが新たに開発したECサイト「SHO:TEN」(ショーテン)が、2023年8月24日よりサービスを開始しました。このサイトは、書店外商の活動をサポートすることを目的としており、特に学校に向けた教材や教科書の販売に焦点を当てています。
開発の背景
書店の外商活動は、特に教科書や教材の販売が主要な分野です。近年、学校側や生徒・保護者の要望に応じて、対面販売からオンライン販売への移行が進んでいます。また、電子教科書の普及も加速しており、デジタル商材の取り扱いが書店の外商部門でも期待されています。トーハンでは、この変化に応じた流通システムの要望が多く寄せられたことから、新システムの開発に着手したのです。
「SHO:TEN」の特徴
「SHO:TEN」では、書店は外商先の学校や法人ごとに専用の販売ページを持つことができ、そこで採用品、電子教科書、その他教材を登録して販売可能です。具体的には、書店の店頭在庫や独自に仕入れた商品、出版物以外のアイテムや、書店が提供するサービスなども幅広く販売できます。
顧客は外商先の学校や法人別に発行されたQRコードを使用してこのサイトにアクセスし、必要な商品を購入します。購入品は、書店から直接顧客に引き渡され、店頭や学校、または宅配便で届けられます。
電子教科書対応
特筆すべきは、電子教科書にも対応している点です。顧客が決済を完了すると、すぐに電子教科書を使用することができるため、迅速な利用が可能です。さらに、顧客はクレジットカードやコンビニ払いを利用でき、これにより書店での現金授受や売掛金回収の業務が大幅に軽減されることになります。
費用について
「SHO:TEN」では、初期費用や月額基本料金は一切かからず、販売サイトの利用料は決済額に応じたもののみです。しかも、決済がない月には利用料金が発生しないため、書店にとってはリスクの少ないサービスとなっています。個人情報や販売情報は、各書店の機密情報として厳格に管理され、適切なアクセス制御が行われます。
今後の展開
今後は全国の書店外商への導入を進めていく予定で、さらなる利便性向上に向けた機能の追加や改良も検討しています。また、非課税品や軽減税率対象の商品についても対応を検討中です。書店とその顧客双方にとって、より良いサービスを提供することを目指しています。
「SHO:TEN」に関心のある書店は、トーハンの公式ウェブサイトのお問い合わせフォームを通じて、導入に関する相談が可能です。