質的研究支援ソフト「NVivo」の実践ワークショップを東京で開催
2025年7月12日(土)、東京都内でユサコ株式会社が主催する質的研究支援ソフト「NVivo」に関するオンサイトワークショップが行われました。本イベントは、質的研究を行う研究者や大学教員、大学院生の方々を対象に、NVivoの基本操作から応用技術までを学ぶための貴重な機会となりました。
ワークショップの概要
このワークショップでは、定員10名以内の少人数制で、参加者がより深く学べるよう工夫されています。講師陣は、質的研究の実践に必要な操作を一日でマスターできるプログラムを計画。具体的には、次の内容が含まれていました。
プログラム内容
1.
基本操作体験:NVivoのインターフェースや探索機能を実際に触れて学ぶ時間です。
2.
コーディング実習:コードツリーを用いた記述的コーディングのプロセスを体験し、データとの関連を深める作業を行います。
3.
探索と視覚化:ケース管理や属性付与、検索クエリの活用法を学び、データ解析の幅を広げる技術に取り組みます。
4.
まとめと質疑応答:講義内容を振り返り、参加者の疑問に講師が直接答える時間を設けます。
5.
自由実習:希望者を対象に、自分のデータを使った実践的な操作体験ができ、スタッフからのサポートが受けられます。
講師の紹介
講師には、質的データ分析に関する豊富な経験を持つ笹生 智子氏を迎えました。彼女は、NVivoの開発元であるQSR Internationalやその他大手の分析ソフトウェアメーカーでの業務を経て、現在は大学の教員や研究者を対象にトレーニングを行っています。彼女の指導の下、参加者たちは質的研究の手法を習得し、実際の研究に活かす方法を学びました。
参加者の反響
ワークショップ後にはアンケートを実施し、参加者から高い評価が寄せられました。「満足」「やや満足」との声が多く、自身の研究に役立つ知識を得られたことに感謝する声が目立ちました。
- 「自分の研究にNVivoをどう活用するか考え直す良い機会でした。」
- 「講師の説明が非常に分かりやすく、安心して参加できました。」
- 「フォローアップがあると嬉しいです。また参加したいと思いました。」
担当者のコメント
ユサコ株式会社のNVivoプロダクトマネージャー、金築 幸生氏は、「多様な分野の参加者が集まり、様々な視点でNVivoを活用している様子が見られたことが印象的です。対面での対話が生む気づきや価値を改めて実感しました。今後も引き続き研究現場に寄り添った支援を行います」とコメントしました。
このように、質的研究支援ソフト「NVivo」を利用したワークショップは、参加者に新たなスキルと知識を提供する貴重な経験となりました。今後も継続的な開催が期待されます。