奈良県で実施される医学生向けへき地医療研修
奈良県では、令和7年度の夏期に、全国の医学生を対象としたへき地医療研修の参加者を募集しています。この研修は、医学生に向けて実際のへき地医療現場を体験してもらうことで、地域医療への理解を深めることを目的としています。
参加対象
今回の研修には、全国の国公私立大学に在籍している医学生が対象です。出身地に制限はなく、どの地域の医学生でも参加可能です。定員は約20名とされ、自治医科大学の学生を優先的に受け入れ、定員を超えた場合は抽選で決定されます。
研修日程と内容
研修は7月22日から8月29日までのとある連続した3日間に実施されます。参加者は下記の診療所から選ばれた各研修先で、外来診療や検査、訪問診療などの体験を行います。実施される診療所は、山添村東山診療所や、曽爾村国民健康保険診療所、御杖村国民健康保険診療所、黒滝村国民健康保険診療所など、奈良県内のへき地にある診療所です。
研修後には参加者からレポートの提出が求められます。このレポートにより、研修の学びを深め、経験を振り返ることにもつながります。
参加費用
研修にかかる交通費や宿泊費は、県から一定額の補助が行われます。ただし、研修中の食事代などは自己負担となります。参加者には「傷害保険」への加入も義務付けられており、保険料は奈良県が負担するため、経済的な面でも安心です。
申込締切
参加申し込みは令和7年6月29日まで受け付けています。興味がある医学生の方々は、ぜひこの貴重な機会を逃さずに、申し込みを検討してみてください。
この研修は、へき地医療に興味がある方々にとって、視野を広げる良いチャンスです。「へき地医療の現場を体験したい」、「総合診療に興味がある」といった方々のご応募をお待ちしております。