丸の内に支援施設
2025-02-21 15:30:37

初のデジタル業務特化型障がい者支援施設が丸の内に誕生

初のデジタル業務特化型支援施設が誕生



東京都千代田区に新たに開設された「デジタルイノベーションセンター丸の内supported by 三菱地所」(以下、DIC丸の内)は、23区内で初めてデジタル業務に特化した障がい者就労継続支援A型事業所として注目されています。これは、VALT JAPAN株式会社と三菱地所株式会社の連携により実現したもので、今後の障がい者の雇用促進に大きく寄与することが期待されています。

DIC丸の内は、東京のビジネス拠点である丸の内エリアに位置し、企業のデジタルニーズに応えるためのスペースとなっています。特に、デジタルスキルを持つ精神障がい者や発達障がい者が、育成されながら働く環境が提供されることが特徴です。具体的な業務内容には、証憑データの入力、ウェブサイトのデータベース更新、書類のデジタル化、AI関連業務が含まれています。

新たな雇用モデルの構築



日本国内では、就労困難者の数は1,500万人にのぼり、障がい者の一般就職率はわずか6%と厳しい現実があります。その中で、DIC丸の内は新しい活躍モデルを提供し、約1,000人の雇用創出を目指しています。VALT JAPANはDIC丸の内と連携し、地域社会のデジタル人材の不足を解消し、労働市場における適応力を向上させることに取り組むとしています。

産業界との共創を目指して



三菱地所が運営する「BRICKS FUND TOKYO」は、社会課題の解決を目指して投資を行うファンドです。DIC丸の内は、この取り組みの一環として、企業からのニーズに合わせた業務を展開することで、障がい者雇用を促進し、より良い社会の構築への寄与を目指しています。

設立は2025年2月3日を予定しており、障がい者就労支援を通じて、丸の内エリアの企業との関係を深め、共創の場を増やしていくことが計画されています。また、今後5年間で20ヵ所に新たなセンターを展開し、全国規模での雇用機会の拡大を図るそうです。

地域コミュニティへの貢献



DIC丸の内は、高度なデジタルスキルを持つ障がい者の雇用機会を創出し、地域の企業に質の高いサービスを提供する役割を果たします。これにより、企業のニーズを満たしつつ、就労困難者が社会の一員として活躍する場を用意し、地域全体の活性化に寄与することが期待されるのです。

今後もVALT JAPANと三菱地所は、障がい者雇用を推進するため、一体となって活動を行い、雇用環境の改善を図るとともに、インクルーシブな社会の実現を目指していくでしょう。DIC丸の内がその第一歩となり、多くの障がい者が自分の力を発揮できる機会が創出されることを願っています。


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会社情報

会社名
VALT JAPAN株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-2-1岸本ビル7F xLINK 丸の内パレスフロント
電話番号
03-5774-2131

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