家族の幸せを支えるために必要なコミュニケーション
3月20日、国際幸福デーを迎えるにあたり、私たちは「家族の幸せ」を改めて考える機会を得ました。この日、SOMPOひまわり生命とSOMPOケアが実施した調査結果によると、親世代(70代・80代)と子世代(40代・50代)との間に、重要な情報の共有が不足している実態が明らかになりました。
調査の背景と目的
超高齢社会の進展が進む現代において、高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。このような状況では、親の意思確認が難しくなることで、資産の凍結や介護に関する混乱が生じ、これが深刻な社会課題に直面しています。そこで、親と子の世代間での「重要情報の共有」が不足している状況にスポットをあて、家族の「ウェルビーイング」を考え直すことが重要です。
調査結果の要点
1. 親子の関係性のギャップ
調査では、親世代の68.2%が「親子関係はとても良好」と感じている一方で、子世代は45.8%に過ぎないことが判明しました。このギャップはほぼ22.4%あり、親が良好な関係を認識しているにも関わらず、実際には会話の内容が「資産」や「老後」に関連するものを避けていることが明らかになりました。
また、親子双方が最も多く話す内容は「近況報告」や「健康状態」で、これらの話は多くのケースで非常に一般的ですが、より重要な話題はわずか3%から5%ほどに留まっています。これは、仲の良い親子であっても、将来の計画や重要な情報とはしっかり話し合えていない実態を示しています。
2. 準備のギャップ
「もし明日、自分が意思疎通できなくなった場合、子どもは迷わず対応できる」という問いには、親世代の62.2%が「できる」と回答しました。しかし、実際に自信を持ってそのように答えた子世代は34.8%に過ぎず、ここでも親と子の自信に大きな開きが見られました。この結果は、親の信頼感と子の不安感の間に存在するギャップを表しています。
3. 共有を阻む要因
親子ともに、資産や老後に関する情報を詳しく話していない理由として「なんとなく」や「きっかけがない」という答えが上位に挙がりました。このような理由から、家族以外の存在に老後について相談することを望む声が高まり、特に子世代では58.4%がそのニーズを訴えています。これは、必要な会話を親子間で進めることが難しい現実を物語っています。
4. 情報共有の重要性
調査結果によれば、すでに老後の希望や資産について情報を共有している親子の90%以上が「話して良かった」と答え、その理由として「安心できた」という意見が多く寄せられました。このように、情報の可視化が安心感を生むという点が非常に重要です。親子のコミュニケーション強化がもたらす未来へのプラスの感情は、家族全体の幸福度を支えるための基盤となります。
家族を支える方法
こうした背景を受けて、SOMPOひまわり生命とSOMPOケアは、「もしも」の場面に対して親子が迷わず行動できるようサポートを行うことが求められます。
新たな取り組みとして、SOMPOひまわり生命は「笑顔をまもる認知症保険」を提供しており、これは将来の不安に備える手段として位置づけられています。また、SOMPOケアでは、介護に関する専門的相談窓口を設けており、家族のケアを支援しています。このような取り組みにより、家族が安心して将来について話し合える環境を整えることができるでしょう。
結論
家族の幸福度を今より高めるためには、まず親子間の重要情報をオープンにすることが避けられない課題です。これを実現することで、幸福で充実した人生を築くための基盤を形成することができるのです。未来を見据えた時、家族全員が自分らしく生きるためのサポートを受けられる社会の実現を目指したいものです。