2025年大阪・関西万博に向けた新たな試み
株式会社ロフトワークが主導する展示企画、ムーンショットパークが2025年の大阪・関西万博に登場します。この企画は、内閣府のムーンショット型研究開発制度によるもので、2050年の未来社会の姿を体験できる展示が行われます。
ムーンショットとは?
内閣府が推進するムーンショット型研究開発制度は、日本における破壊的イノベーションを促進するための国家プロジェクトです。このプログラムは、私たちの生活の質を根本から変える可能性を秘めた技術の開発を目指しています。具体的には、人間とテクノロジーが共生し、身体的・脳的な制約から解放される社会の実現を目指しています。
体験型展示の内容
今回の「ムーンショットパーク」では、JSTが運営する7つの目標に基づき、さまざまな未来の技術やライフスタイルを体感できる14の展示企画が用意されています。展示は2025年7月23日から8月31日までの約6週間、不定期に更新されます。
来場者は、各展示を通じて2050年の社会がどのようになっているかを視覚的に体験し、またインタラクティブな仕掛けによって、未来社会の様々なシナリオを体感することが可能です。例えば、身体的制約を克服するためのサイバネティック・アバター技術の紹介や、田んぼの中でロボットが医療・介護をサポートする様子などが展示される予定です。
展示の一部紹介
1. サイバネティックアバターと未来の健康社会
人間の身体能力を拡張するサイバネティック・アバター技術を体験できます。どのようにして身体的な制約を克服するか、その一端を感じ取ることができるでしょう。
2. AIロボットと共に暮らす未来
人々の生活を豊かにするために開発されたロボットと共に、楽しく過ごす未来のシナリオが体験できます。ロボットは人間に寄り添い、生活をサポートしてくれる存在となることが期待されています。
内閣府の目標に沿った展示
本展示は、内閣府が設定する10のムーンショット目標を基に構成されており、特に「身体や空間、時間の制約からの解放」や「AIとロボットの共進化」など、未来の生活に関わるテーマが多数含まれています。
各展示では、参観者が「2050年の未来はどういうものになるのだろう?」という問いを自ら考え、その答えを見つけることができるような展示となっているのが特徴です。
開催概要
「ムーンショットパーク」は、2025年7月23日から8月31日まで、大阪・関西万博のフューチャーライフゾーンにて開催されます。展示は10:00から21:00までで、特定の定期日に休館日が設けられているため、事前の確認が必要です。
この機会にぜひ、未来の社会を体験し、技術の進化を感じ取ることができるこの展示に足を運んでみてはいかがでしょうか。2050年の可能性に思いを馳せながら、インタラクティブな体験を楽しんでください。