環境に優しいBROOKSの新作レザーバーテープが登場

最近、環境への配慮が一層求められています。その中で、サイクリングを愛する人々にとって嬉しいニュースが飛び込んできました。伝統あるブランド、BROOKSが新たに発表した「REGENERATED LEATHER BAR TAPE」は、そうしたニーズに応える製品です。このバーテープは、廃棄されるはずだった植物タンニンなめしの革の端材を活用し、独自の製法で再利用しています。これにより、自然環境に対する負荷を大幅に軽減することができるのです。

素材の配分は非常にユニークです。まず、約52%がなめし処理された革の削りくずと裁断片で構成されており、その再利用が実現しました。また、25%には天然ゴムのラテックスが使われており、これによってバーテープに必要な柔軟性と耐久性が加わっています。製造工程で使用される水分は8%、そして植物由来の油脂と再なめし剤がそれぞれ15%を占めています。このように、持続可能性を意識した製品作りが行われているのです。

サイズについても従来のレザーバーテープとは異なり、長さ235mm、幅30mm、厚さ1.8mmというシンプルなデザインを採用しています。つなぎ目の無い構造になっているため、取り扱いが簡単で、どのようなカラーのサドルとも相性が良いブラウンカラーです。この色は、DARK TANカラーのレザーサドルやNATURALカラーのCAMBIUMサドルとも絶妙に調和します。

また、この新しいレザーバーテープの特徴はただ耐久性や柔軟性に優れているだけではありません。製品が使われるほどに、独特の色合いや風合いが生まれ、愛着が増していくのです。リアルレザーの質感を存分に楽しむことができるので、使用者にとって特別な存在となるでしょう。

加えて、「BROOKS REGENERATED LEATHER BAR TAPE」は、サドルから多くの製品へ無駄なく再利用することができるため、持続可能なサイクリングライフを実現するための一歩となっています。重量は実測で545gとなっており、付属品として左右のテープが2本、端末処理用にコットンテープ、ラバーバーエンドプラグがあります。価格は11,880円（税込）です。

BROOKSというブランドは1866年にイギリスのバーミンガムで設立され、サドルやバッグの製造で有名です。代表的なB17レザーサドルは150年以上にわたり愛され続けており、最近では新しいCambiumシリーズなども展開しています。日本公式サイトでは、商品の詳細や最新情報が掲載されています。サイクリングを楽しむ上で、環境にも配慮した選択ができるこのバーテープは、サイクリストにとって必見の製品です。