ミラノに誕生したPlan Cの旗艦店が魅せる新たな体験

Plan Cの旗艦店がミラノにオープン

イタリアのファッションの中心地、ミラノに新たな風を吹き込むPlan Cの旗艦店がオープンしました。この新しい店舗は、クリエイティブディレクターであるカロリーナ・カスティリオーニによって手がけられ、クリエイティブプラットフォーム「April」とミラノの建築スタジオ「(AB)NORMAL」とのコラボレーションにより実現しました。店内のコンセプトは「変化」と「柔軟性」であり、モジュール式の二層構造の設計が特徴です。

この店舗の最大の魅力は、スムーズにレイアウトを変更できる点です。これにより、ポップアップやイベントなど多様な展開が可能となり、訪れる人々に新たな体験を提供します。カスティリオーニは「活気に満ち、自由に変化できる場所を目指しました」と述べており、ここではファッションだけでなくアートやカルチャーも楽しむことができます。

豊かな空間デザイン

店内には、鮮やかな赤のメタル製の螺旋階段があり、その存在は訪れた人々の目を引きます。1階は、幾何学的なデザインで彩られ、光が差し込む丸いトップライトが印象的です。また、ミラノのカルチャースポット「Reading Room」が選んだ雑誌が並び、イベントや出版記念が行われるスペースとしても華やぎを添えています。

さらに、Plan Cの最新コレクションに由来する新たな体験として、今年10周年を迎えるジュエリーブランド「ALIITA」のリテールスペースも新たにオープンしました。ALIITAのクリエイティブディレクター、シンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニは「ここではALIITAのカラフルで楽しい世界観に浸っていただける特別な場所です」とコメントしています。ブロック調のデザインとボルドーのテーブルのコントラストが美しい空間で、回転式の小窓からは遊び心あふれるジュエリーが姿を現します。

地下フロアの特別展示

地下フロアは、イエローのカーペットとメタルウォールで装飾され、アーカイブピースや特別なアート展示に利用される予定です。さらに、オープンに際してPlan Cはベルギーのインテリアブランド「Serax」とコラボレーションし、キャンドルやフラワーベースのカプセルコレクションを発表します。このコレクションは「Plan C FRAME」の限定商品として販売され、多くの注目を集めています。

また、オープニングを記念して現代のイラストレーターとして名高いクリストフ・ニーマンの作品を展示する特別展示「Christoph Niemann: On Paper」も開催されます。彼の作品は、遊び心と知性が融合したもので、グラフィックの明快さやコンセプトの鋭さが感じ取れる展示です。

クリストフ・ニーマンの魅力

クリストフ・ニーマンは1970年生まれの著名なアーティストであり、彼の作品は「ニューヨーカー」や「ナショナルジオグラフィック」など、世界的なメディアに取り上げられています。即興的な絵を描くスタイルは定評があり、過去には大規模なイベントでもその才能を披露しています。また、彼の活動はNetflixのオリジナルシリーズ『Abstract: デザインの力』でも特集され、多くのファンを魅了しています。

Plan Cのブランドビジョン

Plan Cはカロリーナ・カスティリオーニが主導するブランドで、流行や季節に縛られることなく、現代のライフスタイルを豊かに表現することに重きを置いています。特に、自立した女性たちへ向けた魅力的で遊び心を持ったコンテンポラリースタイルを提案しています。カロリーナの曾祖母が経営していた毛皮アトリエの跡地に本社を構え、独自の個性を追求するコレクションを展開しています。
彼女のデザインには特別な素材が使用され、触れることで心地よさを体感できるのが特徴です。そのため、Plan Cは自信を持つ女性たちが自己表現を楽しむための理想的なパートナーと言えるでしょう。