経営理念を音楽で表現
GMOインターネットグループは、コーポレートキャッチフレーズ "すべての人にインターネット" を掲げ、インターネットに関連するさまざまな事業を展開している。そんな同社が、著名な音楽家小室哲哉氏に作曲を依頼した社歌「Internet for Everyone」をリリースし、今月からInstagramやTikTokなどのSNSで音源を公開することになった。この楽曲は、企業理念を表現し、全世界の従業員の心を一つにすることが狙いだ。
小室哲哉氏による作曲
社歌「Internet for Everyone」は、2015年に小室哲哉氏によって制作された。インターネット事業を開始した1995年からの歴史を振り返りつつ、未来に向けた希望のメッセージを音楽で体現した作品である。特徴的なのは、歌詞が存在しないということ。メロディだけで想いや理念を伝える構成となっているため、言語や文化を超えてメッセージが届くことを意図している。
SNS公開の背景と目的
GMOの代表取締役である熊谷正寿氏は、自身のSNSで「この社歌は、小室哲哉さんが10年前にプレゼントしてくださった、大切な贈り物です。」と述べている。これにより、社歌がグループの重要な財産であることを強調し、全社員が共感できるよう努力していることが伺える。また、2023年夏には社歌のライブ演奏も行われ、多くの感動を呼び起こした。
未来へ向けた新たな挑戦
GMOインターネットグループは、来る2025年に向けて、インターネット事業創立30周年を記念するイベントを計画している。社歌のSNS公開はその一環であり、世界中の人々とこの理念を共有することを目的としている。音楽や映像などのメディアを通じて、パートナーや顧客と共に感動を分かち合う取り組みを進めていく意向だ。これにより、インターネットの力をさらに広めていくことが期待されている。
総括
GMOインターネットグループの「Internet for Everyone」は、単なる社歌にとどまらず、企業の理念やビジョンを音楽を通じて社内外に伝えていく重要な役割を果たしている。音楽の力を借りて人々を結びつけるこの取り組みは、多様性のある現代においてますます重要になってくるだろう。この試みは、GMOのグローバルな働きかけを象徴するものでもあり、今後の展望においても注目される活動であることは間違いない。
会社情報
GMOインターネットグループは、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業など幅広い事業を展開する企業グループである。今後も「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を目指し、さらなる発展を期待したい。