関西電力との協業による脱炭素化の取り組み
私たちの生活様式や企業活動において、脱炭素化が重要なテーマとなっています。世界規模での温暖化対策が急務とされる中、多くの企業は自身のCO2排出量を測定し、削減に向けた具体的なアクションが求められています。しかし、こうした活動には、自社の排出量を正確に把握するための多くのデータ集計作業が伴い、多くの企業がその算出に悩むのが実情です。
このような状況を背景に、当社は関西電力との新たな協業を開始しました。この協業により、当社が展開するCO2排出量算出・可視化クラウドサービス「zeroboard」を利用し、企業の排出量を可視化することを目指しています。関西電力が持つ顧客の電力・ガス使用量のデータを「zeroboard」に取り込むことで、排出量の算出が容易になるというメリットがあります。
「zeroboard」について
「zeroboard」は、企業の排出するCO2量を計算し、国際基準であるGHGプロトコルに基づいて、その結果を可視化するためのサービスです。以下のような特徴を兼ね備えており、企業にとって非常に有用なツールです。
- - 膨大なデータ処理のサポート:サプライチェーンや商品ごとの排出量を算出し、その結果を効率的に管理します。
- - 視認性の高いダッシュボード:データを見やすく表示し、削減目標の達成状況を把握しやすくします。
- - シミュレーション機能:CO2排出削減施策のコスト効果をシミュレーションしながら、具体的な改善策を模索できます。
- - ユーザーフレンドリーな操作性:専門的な知識を必要とせず、誰でも使いやすい設計になっています。
この「zeroboard」を活用することで、企業は自社のCO2排出量を明確に把握し、持続可能な社会への貢献を加速できます。私たちは、関西電力との協業を通じて、ゼロカーボン社会実現に向けた新たな取組みを進めていきます。
協業の概要
この協業は2021年9月22日から始まり、関西電力の知見と技術を活かして、CO2排出量削減施策の開発・提供を行います。関西電力はエネルギー事業者としての豊富な経験を基に、当社をサポートしながら、質の高いサービスを提供していきます。
今後の展望
当社は、関西電力との連携により、「zeroboard」の機能をさらに高度化し、多様なニーズに応えられるサービスの実現を目指します。脱炭素社会の実現に向けて、私たちのサービスが活用されることで、企業が持続可能な社会の一翼を担うことができるよう努めてまいります。これからも、必要な提案やサポートを一貫して行いながら、社会全体のCO2排出量削減に貢献していきます。
関西電力との協業が実現する新しいデータインフラを通じて、未来志向の持続可能な経済を一緒に築いていきたいと考えています。