広島市とベルタが手を組み、プレコンセプションケア推進へ向けた調査開始

広島市と株式会社ベルタが重要な連携協定を締結し、政令指定都市初となるプレコンセプションケアの実態調査を実施することが決定しました。この協定は2025年3月12日に記念式が行われ、両者の協力によって市民の健康管理を推進し、持続可能な未来の構築を目指しています。

プレコンセプションケアとは

「プレコンセプションケア」は、直訳すると「受胎前のケア」となり、将来の妊娠に向けて男女が自らの健康やライフスタイルを見直し、適切なケアを行うことを指します。日本の少子化や妊娠リスクの増加を背景に、その重要性がますます認識されています。さらに、人生100年時代においてカップルが子どもを持つかどうかに関わらず自らの健康について考える場としても注目されています。

広島市の取り組み

広島市は、日本の政令指定都市の一つであり、2025年1月には約118万人の市民を抱えています。しかし、近年の出生率の低下や不妊治療の需要増加といった社会問題に対して、「プレコンセプションケア」の重要性を認識し、妊娠前から産後までの市民の健康を支援するための施策を推進しています。今回の協定では、広島市から妊娠届を提出された市民を対象にアンケートを実施し、認知度や健康管理の実態を調査することになります。