新しい米作りの幕開け
株式会社ヤマタネ、BASFジャパン株式会社、株式会社NEWGREENの3社が、脱炭素および低環境負荷の米生産とその流通の効率化を図るため、戦略的提携の協議を開始しました。これにより持続可能な農業の新時代が切り開かれることが期待されています。
持続可能な農業が求められる背景
日本の米生産は現在、様々な課題に直面しています。特に生産者の高齢化や後継者不足、気候変動によって収穫の安定性が脅かされ、コストが増加する中での生産性向上が求められています。ヤマタネ、BASF、NEWGREENの3社は、この状況を打破するべく新たな栽培法「節水型乾田直播栽培」を採用し、農業の持続可能性を高めるべくアプローチを進めています。
節水型乾田直播栽培の特徴
この栽培法では、水を張らない田んぼに直接種を播き、出芽後も必要に応じて灌水を行う方法です。これにより、従来の育苗や田植えなどの手間を省くことができ、生産コストを抑えつつ収穫量を安定させることが期待されます。デジタル技術を駆使した農学的意思決定エンジンを導入し、収益性を向上させる仕組みが整備されます。
3社の取り組みとコメント
ヤマタネの視点
創業100周年を迎えたヤマタネは、今後の農業生産と食料供給の持続可能性に向けた取り組みを強化しています。生産者が新たな収益源を確保できるよう支援し、持続的な経営を実現することを目指しています。
BASFの取り組み
BASFは、日本の農業が直面する複雑な問題を理解し、デジタル技術と流通インフラを融合させることで新たな価値の創出に貢献します。これにより、生産者がより高い収量を得られるだけでなく、環境への配慮も同時に行える環境を整えます。
NEWGREENの工夫
NEWGREENは、農業の環境負荷を低減しつつ生産性を向上させるための取り組みを進めてきました。特に、自動抑草ロボットの開発や節水型栽培法の実践を通じて、生産者が農業経営の適応力を高める環境を整備し、新しい流通の形を模索しています。
未来の展望
生産者の収益性向上を図るだけでなく、環境にも配慮した持続可能な農業が実現することで、日本の米生産が新たな時代に突入します。これからの3社の取り組みには、大きな期待が寄せられています。
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株式会社ヤマタネ経営企画部広報担当
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