900万人に関わる睡眠時無呼吸症候群
このたび、医師の品川正治が新しい電子書籍『やさしく解説!睡眠時無呼吸症候群と健康リスク』を発表しました。低い認知度に対し、国内では推定900万人以上が潜在患者としているともいわれているこの病気について、一般の方に向けて分かりやすく解説している本書は、特に注目に値します。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、夜間に一時的に呼吸が止まってしまう状態を指します。主な症状には、大きないびき、日中の強い眠気、朝の頭重感などがあります。これらの症状は一見、一般的な睡眠障害の一部のように思われがちですが、放置すると高血圧や心疾患、脳卒中などの深刻な健康リスクを引き起こす危険性があるのです。
本書の中では、SASのさまざまな側面について詳細に説明しています。例えば、自宅でできるセルフチェック方法や、検査の最新情報、さらには治療法にも触れています。特に、CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)やマウスピースなど、診療現場で使用される具体的な手段を紹介しているため、読者は自身の状態に合った選択肢を理解することができるでしょう。
出版の意図
日本国内には身体的な状態を自覚しにくいために未治療のままでいる人々が多くいます。実際に治療を受けているのはわずか65万人であり、ポジティブな改変が求められています。なぜSASがこれほど放置されているのか。それは、病気に対する認知度が低いことと、症状が主に睡眠中に現れるため自覚しづらい事情があります。
本書は、こうした背景を踏まえて、多くの人に正しい知識と理解を促し、早期発見、早期治療のためのきっかけを作ることを目的としています。また、生活習慣病や交通事故の防止にも寄与することを期待しています。
基本情報と著者紹介
本書『やさしく解説!睡眠時無呼吸症候群と健康リスク』は、2025年8月27日にKindle形式で発売されます。価格はたった330円(税込)で手に入れることが可能です。著者の品川正治は、医師として多くの睡眠時無呼吸症候群患者の診療を行ってきました。彼は、医療界でも評価が高い専門家であり、CPAP療法士や日本糖尿病協会認定医の資格を持っています。
出版記念勉強会のお知らせ
書籍の発表を記念して、品川内科クリニックでは勉強会を開催します。日程は2025年10月15日(水)12:00〜12:30で、参加は無料です。ここではSASについての基礎知識や最新の検査・治療に関する情報が提供されます。先着順で定員は15名のため、興味のある方は早めの予約をお勧めします。
まとめ
『やさしく解説!睡眠時無呼吸症候群と健康リスク』は、潜在的な900万人が抱える問題を解決するための第一歩となる内容がつまった一冊です。誰もが理解し、続けやすい知識を得られる本書を通して、自らの健康を見直し、新たな認識を持ってもらうきっかけとなることを願っています。知識が健康を守る手助けになるでしょう。