デザインウィーク2025
2025-12-03 18:42:21
台湾デザインウィーク2025、デザインの未来を探求する国際祭典が台北で開催
台湾デザインウィーク2025がいよいよ開幕
2025年11月29日から12月7日まで、台湾の台北市でアジア最大級の国際デザイン祭である「台湾デザインウィーク2025」が開催されます。本イベントのテーマは「DESIGN NEXT」であり、デザインが社会的、技術的、環境的な変化にどのように対処できるのかを探求します。
主催は台湾デザイン研究院(TDRI)で、開会式にあたるエントランスインスタレーションは、光るタイポグラフィーや線形の構造が施されたもので、来場者にデザインの未来を体験する旅へと誘います。このデザイン祭は、20年ぶりに台湾で開催される世界的な学術デザイン会議「IASDR 2025」と連携しており、その意義は特に大きいと言えます。
TDRIのChi-Yi Chang会長は、「IASDRが台湾に戻ってくることは、世界のデザインコミュニティにとって大きな節目であり、台湾のデザイン研究が現実の応用と結びつくことを示す機会です」と述べています。この言葉から、デザインの社会的役割がますます重要視されていることが窺えます。
今年の展示では、Archicakeがキュレーションを担当し、31のデザインチームによる27のプロジェクトが紹介されます。具体的には、文化的ストーリーテリングや民主的技術を通じた先進的な取り組み、さらにはレジリエントな都市の未来を考える展示が見られます。注目のプロジェクトには、「サンセットタウン・バーチャル音楽祭」や「1 House for All」などのゼロカーボン住宅が含まれ、台湾の教育環境を改善するためのデザインも評価されます。
また、12月3日には「台湾・チェコ3×3デザイントーク」が開催される予定です。そこでは、Oldrich Voyta、APUJAN、Adam Keprta、Hsiang Han Hsu、Nataliya Grimberg、Yu-Mei Huangの6名のデザイナーが集まり、学際的なイノベーションや持続可能性、さらには包括的な未来について語り合います。このような国際的な対話の場は、デザインの枠を超えて様々な視点を提供する貴重な機会となるでしょう。
加えて12月5日にはデザイン産業フォーラムが開かれ、IDSA、BMW DesignWorks、MVRDV、Nikken Sekkei、AECOM、Quanta Research Instituteのリーダーたちが一堂に会して、未来のモビリティや持続可能な都市デザインについて議論が行われます。これにより、未来を見据えたデザインの可能性が一層広がることでしょう。
本イベントでは、台湾がアジアのデザインの優秀性を称える「ゴールデンピンデザイン賞」も同時に実施されます。2025年の審査員には、国際的に著名なデザイナーが多数参加し、台湾のデザインギャラリーを盛り上げます。
これからの数年間、台湾デザインウィーク2025は、世界中の研究者やクリエイターが集まり、研究、産業、創造性が交差する場を提供します。台北を国際的なプラットフォームとして位置づけるこのイベントは、ただ未来を待つのではなく、自らの手で未来をデザインすることを呼びかけます。
デザインの未来に興味がある方は、ぜひ台北に足を運び、この貴重な機会を逃さないでください。デザインが変える未来を体感することができる貴重な経験になることでしょう。
会社情報
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Taiwan Design Research Institute
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