映画『長安のライチ』が興行収入150億円を達成
中国で公開された映画『長安のライチ』が興行収入6.9億元、日本円にして150億円を突破する大ヒットを記録しました。日本では、2021年1月から全国で上映が始まり、おかげさまで口コミが広まり、ロングラン上映を続けています。この映画の成功を受けて、原作小説の日本語版が3月26日に発売されることが決定しました。
原作小説の魅力とは?
原作者は中国の著名な作家、馬伯庸です。彼は中国史を題材に、ミステリーやサスペンス、さらにはSF要素を取り入れた現代的なエンターテイメント作品を手掛けています。日本でのデビュー作『両京十五日』は、2025年の「このミステリーがすごい!」で第1位に選ばれた実績を持ち、多くのファンを魅了してきました。これに加え、馬伯庸は中国ドラマ『長安二十四時』『風起隴西 SPY of Three Kingdoms』『天地に問う』の原作者でもあります。
新作『長安のライチ』では、日本の歴史エンタメに対してオマージュを捧げる内容となっており、興味深いのはコロナ禍にて彼が日本の映画『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名』に強く共感したことで、本作が生まれたという背景です。まさに、中華エンタメの新たな風を感じさせる作品と言えるでしょう。
ストーリー概要
物語は、長安の小役人・李善徳が主人公です。彼は上司の陰謀に巻き込まれ、不可能なプロジェクトを任されることになります。そのプロジェクトの内容は、楊貴妃の誕生日を祝うために、非常にデリケートな食材「ライチ」を迅速に届けることです。しかし、ライチの産地から長安までの距離は2500km。しかも、腐りやすいライチを数日で届けるという無理な指令に直面します。
果たして、李善徳はこのプロジェクトを成功させることができるのか?彼の能力を生かし、運送ルートを確保し、地方官僚による妨害を乗り越え、果たして“ミッション・インポッシブル”とも言えるプロジェクトを達成できるのかが物語の鍵となります。
帯文も注目
この作品は、著名な作家である土橋章宏からも推薦を受けており、以下のような帯文が添えられています。
たった一房の果実が、国家を動かすーー。
無茶ぶり官僚サバイバル、まさに中国版『超高速!参勤交代』です!
この推薦からも伺えるように、読者にとっても親しみやすいストーリーが展開されていることが予想されます。ネット書店などでは事前予約が好調に進んでおり、今後の話題作としても期待されています。
書籍情報
原作小説『長安のライチ』は、文藝春秋から刊行される予定で、著者は馬伯庸、訳者は池田智恵、監訳は立原透耶です。判型は四六判で、定価は2,805円(税込)。
興味を持たれた方は、ぜひ書籍を手に取ってみてください。新たなエンタメ体験が広がることでしょう。日本の読者にとって、馬伯庸の作品は必見です!