障がい者の未来を切り拓く「D-Biz College」
2023年10月、東京・青山にて、障がい者特化型のビジネススクール「D-Biz College」が開校します。このビジネススクールは、「障がい者当事者による、当事者のための」学びの場を提供することを目的に設立されました。現在、企業などでの障がい者雇用が増加している中、一般就労への移行支援が求められており、D-Biz Collegeはそのニーズに応えるべくスタートします。
「働ければいい」から「その先へ」
D-Biz Collegeのコンセプトは、ただ「働ければいい」という満足感を超えて、身体障がい者がさらなるキャリアの充実を図ることです。このビジョンのもと、幅広いサービスが用意されています。具体的には、以下のような内容があります。
ロールモデルとの交流
多方面で活躍する障がい当事者のコーチと直接交流できる機会が設けられており、双方向のライブイベントも計画されているため、自らの経験を豊かにすることが可能です。これにより、参加者は成功例から学び、自分自身の可能性を広げることができます。
オンライン学習コンテンツ
また、ビジネス界で活躍する講師による、全20種以上のオンライン学習プログラムが用意されます。障がい特性を考慮した学習環境が整っているため、個々の状況に合わせた最適な学びが実現します。
サポートとコミュニティ
学習だけでなく、担当コーチによる個別のサポート体制も整っています。受講者自身がゴールを描き、それに向けた適切なアドバイスを受けられる点も魅力のひとつです。また、同じ志を持つ仲間たちとの交流を促進するオンラインコミュニティ機能も設けられています。
ローンチパーティーの開催
これらのサービスを紹介するためのローンチパーティーは、障がい当事者でもある運営メンバーが主体となって開催され、約100名の障がい者や関連者が招待されました。パーティーでは、事業の創業メンバーが登壇し、挨拶やサービスの詳細を紹介しました。
登壇者のご紹介
このイベントのメインスピーカーとして登壇した、D-Biz Collegeのチーフコーチである小澤綾子氏。1982年生まれで、進行性の難病である筋ジストロフィーを抱えながらも、IT企業での勤務やシンガーソングライターとしての活動を通じて多様な経験を積まれてきました。彼女の強いメッセージは、他の障がい者にも勇気を与えることでしょう。
また、パートナーの成澤俊輔氏も講演を行います。彼は、網膜色素変性症と診断された視覚障がい者であり、経営コンサルタントとして活動してきました。彼の経験は、障がい者が働くことの意味や可能性を示す貴重なものです。
未来へのステップ
D-Biz Collegeは、障がい者がビジネスの世界で活躍するための新しい一歩を踏み出すための場です。参加者は、さまざまな学びを通じて未来に向けた自信と能力を磨くことができるでしょう。公式サイトでは、今後のイベントや詳細なサービス内容についても随時更新されていくため、ぜひアクセスしてみてください。
公式サイトはこちら
障がい者が自らの道を切り拓き、夢を実現するためのサポートを提供する「D-Biz College」が、多くの人々の希望となることを期待しています。