LGBTQ+に関する理解を深めるオンライン講座
一般社団法人日本LGBTサポート協会は、2025年2月から「LGBTQ+の正しい知識を知り、身近な人に伝えることができる人を育成する『伝える人養成講座』」を開講します。この講座は、オンラインでの実施となり、参加者は家庭や職場でLGBTQ+に関する理解を深め、多様性を尊重する社会を築く力を身につけることができます。その目的と内容について詳しくご紹介します。
講座の内容と日程
「伝える人養成講座」は、全体で数回に分かれて行われ、平日の3時間講座が2日間、そして日曜日に6時間の講座が設けられています。2025年2月14日(金)と2月18日(火)にはそれぞれ14:30から17:30までの平日コースが開催され、3月2日(日)には13:00から19:00までの集中コースが予定されています。各クラスには定員があり、最大で25名までのモニター生を募集中です。
この講座では、受講後にも活用できる資料のデータ提供を行います。また、LGBTQ+についての正しい理解や、カミングアウトの現状、そしてその伝え方に関するスキルを、専門の講師が指導します。
開講背景と目的
日本全国に広がるネットワークを有する日本LGBTサポート協会は、「誰もが幸せな家庭を築ける社会」を目指しています。この理念のもと、性の多様性や個性を理解する「アライ」(LGBTQ+を支援する人)を可視化し、社会に広めることを使命としています。講座を通じて、参加者にはアライとしての気づきを得てほしいと願っています。
修了後には、特製の「オリジナルアライバッチ」および、「伝える人養成講座修了証書」が授与されます。アライとしての自覚を持ち、実際にアクションを起こすための第一歩として、この講座は非常に有意義なものとなるでしょう。
プログラムの概要
講座は7つのステップで構成され、各ステップは実践的な内容となっています。
1.
伝える人の意義を考える では、講座の意義を深く掘り下げます。
2.
基礎知識の習得 では、LGBTQ+やSOGIについて学習し、配慮が必要な言葉や、カミングアウトの重要性について理解を深めます。
3.
心理学的講師スキル では、人を巻き込むためのコミュニケーションスキルを習得します。
4.
話し方と見せ方 では、伝える技術や緊張を克服するためのトレーニングを行います。
5.
現状を知る では、パートナーシップや同性婚に関する情報を学びます。
6.
アライであることの可視化 では、グループワークを通じて知識を共有します。
7. 最後に
「伝える人へ贈る言葉」にて、実際のアクションへとつなげます。
参加にあたって
参加はオンラインで行われるため、地理的な制約はありません。また、参加費用は1月15日までの申し込みで早割価格68,000円となっており、ぜひ早めに申し込むことをお勧めします。詳細は公式サイト(https://tutaeruhito.com/)から確認・申し込みが可能です。
会社概要
一般社団法人日本LGBTサポート協会は、京都市下京区を拠点としており、セクシュアルマイノリティに関するサポートや研修を行っています。 代表は松村寿代氏で、設立は令和2年9月となります。公式サイトでは、さらなる情報やサポート内容を確認できます(https://lgbt-japan.com/)。