『CRUST』が日本上陸
2020-10-22 14:30:01
シンガポール発クラフトビール『CRUST』が日本初上陸!
シンガポールからの新たな挑戦
シンガポール発のクラフトビールブランド『CRUST』が日本に上陸します。このビールは、売れ残ったパンを活用して製造されており、食品ロス削減に貢献しています。映画や音楽だけでなく、食材の活用法にも目を向ける時代が到来したことを示しています。
食品ロス問題の解決へ向けて
世界中で毎年13億トンもの食品が廃棄されているというデータがあります。その中でも、パンは特に多く、年間約90万トンが無駄になっていると言われています。この問題に真正面から取り組んだのが元シンガポール海軍のTravin Singh氏です。彼は、カフェやベーカリーで売れ残ったパンや生産過程でのパン屑を集めて、ビールを作り始めました。
CRUST誕生の背景
2019年に設立された『CRUST』は、売れ残りパンを原材料として利用したビールを製造し、見事に成功を収めました。2019年9月のリリースから、わずか1年で344kgもの廃棄パンを削減し、さらに5982リットルのビールを販売しました。これにより、シンガポールだけでなくアジア全体にこのモデルを広げていくことを目指しています。
日本市場への進出
Travin Singh氏は2020年に『株式会社CRUST JAPAN』を設立し、日本での展開を開始しました。これにより、日本市場での知名度向上と環境意識の啓発を目指しています。今回発売されるクラフトビール『CRUST』は、その名の通り、廃棄される予定だったパンから作られた逸品です。
また、今回新たに発表される炭酸飲料『CROP』も特に注目されています。どちらも2020年12月末から2021年1月の間に正式に販売される予定です。
本社の取り組み
シンガポールの本社では、余剰食材を生かしたビール開発にも力を入れています。廃棄フルーツを使用したビールもラインアップに加え、アジア各国での食材活用の可能性を探ります。Travin氏は「地元の素材を使用して、現地の人々に愛されるビールを作っていきたい」と意気込んでいます。
日本での展開準備
CRUSTは現在、日本財団が主催するImpacTech Social Change Makers Programに参加しており、日本市場でのさらなる展開を目指しています。これは、起業家精神と社会的責任を融合させる試みとして、多くの国内外で注目されています。
終わりに
CRUSTの日本初上陸は、単なるビールの販売に留まらず、食材の持続可能な利用と環境保護の意識を高める重要なステップです。今後の展開に注目したいと思います。詳細については、公式サイトやお問い合わせ先を参照してください。
会社情報
- 会社名
-
CRUST JAPAN株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区角田町1番12号阪急ファイブアネックスビル GVH#5
- 電話番号
-
090-5250-1700