新ブランド「デイゴー」で障害福祉領域に革新！就労支援を一元化

新たな始まり「デイゴー」とは？

株式会社エス･エム･エスが新たに提供を開始した「デイゴー（DEI GO）」は、障害福祉領域における革新的なサービスです。このブランドの提供は、障害のある方々や障害福祉事業者、一般企業に向けた幅広い支援を目的としています。特に注目すべき点は、就労支援情報サービス「デイゴー就労支援ナビ」と、人材紹介サービス「デイゴー求人ナビ」の2つが一つのサイトで利用できることです。これにより障害のある方が自身に最適な職場や支援を見つける支援を、これまで以上に強化することが期待されます。

社会背景と課題

近年、少子高齢化や社会の多様性を受けて、障害者雇用の重要性が増してきています。特に、日本では企業の障害者雇用率が過去40年で最高を更新し続け、2026年度には法定雇用率が2.7%に引き上げられることが決定しています。しかし、いまだ達成率は約50%という低い水準であり、障害に対する社会的な理解や対応がさらに求められています。

また、障害のある方々には多くの社会的壁が存在し、情報へのアクセスが困難なケースも多々あります。これに対して「デイゴー」は、障害福祉事業所の増加に伴う就労支援事業所の選択肢の広がりを活かし、利用者が必要とする情報を一元的に提供します。これによって、障害特性に応じたプログラムの選定や適切な支援を見つける手助けが可能となるのです。

「デイゴー」の開発背景

「デイゴー」は、エス･エム･エスがこれまでに蓄積したノウハウと知見を基に立ち上げられました。同社は、「カイポケ」という介護事業者向けのサービスを2006年より展開しており、障害福祉事業者への支援を通じて、様々な業界への理解が深まりました。さらに、人材紹介サービスを行うことで、各事業者のニーズや障害特性を把握し、より適切なマッチングが実現。これにより、障害福祉領域における課題をより柔軟にサポートする体制が整ったのです。

「デイゴー」の具体的なサービス内容

「デイゴー就労支援ナビ」は、障害のある方に特化した就労支援事業所の情報を集約し、利用者が自分に合った事業所を選択できるようにしています。これに対し、「デイゴー求人ナビ」は、障害に配慮した職場の求人情報を提供し、さらに専任のキャリアパートナーが適切な職場環境を提供する求人を推薦します。どちらのサービスにも、「障害福祉」という専門性が強く反映されており、利用者が安心して利用できる環境を整えています。

ブランド名に込められた思い

「デイゴー」の名は、「DEI（Diversity Equity and Inclusion）」と「Go（前へ進む）」を組み合わせたものです。この名前には、多様性を重んじ、多くの人々が公平に機会を得られるようにとの願いが込められています。障害のある方々が抱える生活の質（QOL）向上を支援し、そのためのアプローチを提供することで、より良い未来を築くことを目ザしています。

「デイゴー」は、障害福祉に携わる全ての人々に、前に進む力を与えることを目指しています。障害のある方とその支援者、そして雇用企業をつなぐハブとして、未来への一歩を共にするこの新たなサービスに期待が寄せられています。