アドバーチャとメテオライズが資本業務提携
アドバーチャ株式会社と株式会社メテオライズが資本業務提携契約を締結した。これにより、両社はゲーム内広告の新しい価値を創造する取り組みに本格的に乗り出す。アドバーチャのCEO、水野征太朗氏は「広告がプレイヤーの体験そのものになる未来を描いている」とコメントし、今回の提携がその実現に向けた大きな一歩であることを強調した。
提携の背景
アドバーチャはゲーム内広告を専門とする企業で、そのプラットフォーム「Ad-Virtua」を利用して、自然に溶け込む広告体験を提供している。一方、メテオライズは多くのゲームタイトルを運営しており、両社の技術とノウハウを結びつけることで、より魅力的な広告体験を構築する狙いがある。
メテオライズの社長、渡邉幸二氏は「遊びの中に新たな価値を発見し、それをユーザーに届けることが使命」と述べ、Ad-Virtuaを通じた新しい広告の可能性を期待した。
共同プロジェクトの概要
提携の一環として、両社はゲーム開発の初期段階から広告体験の設計に取り組み、プレイヤーの没入感を損なわない収益モデルを追求する。これには、技術的ノウハウの共有や効果測定データの相互活用、さらには共同でのプロモーション施策などが含まれる。そして、両社が持つ強みを組み合わせることで、新たな価値を生み出すことを目指している。
Ad-Virtuaの特徴
Ad-Virtuaは、ゲーム内動画広告プラットフォームとして、広告が「嫌われない」特性を持つ。従来のバナー広告やリワード広告とは異なり、ゲーム内に自然に溶け込む方式を採用しているため、プレイヤーのゲーム体験が妨げられることはない。これにより、継続的な収益化が可能になる。
さらに、スクリプト不要で簡単に導入できる点も魅力だ。広告をゲーム内の任意の場所に、ノーコードで設置でき、他の広告SDKとの併用も可能である。
今後の展望
両社は、この提携を通じてIPホルダーやブランドとのコラボレーションを進め、リアルタイムデータを利用した運営改善にも取り組む。これにより、プレイヤーに驚きや新たな発見を提供していく意向を示している。
水野氏は「ゲームデザインと広告体験がシームレスに融合し、次世代スタンダードを市場に提示する」ことを目指すと語った。これにより、両社の取り組みが国内外のプレイヤーにどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目される。
会社情報
代表者:水野 征太朗
設立年:2022年
所在地:東京都北区赤羽2-47-8大黒ビル303
URL:
アドバーチャ公式サイト
事業内容:メタバース広告プラットフォーム「Ad-Virtua」の開発・運用
代表者:渡邉 幸二
設立年:2010年
所在地:東京都千代田区外神田6-14-3 VORT末広町IIビル 2F
URL:
メテオライズ公式サイト
事業内容:ゲームソフトの企画・開発・販売・運営、デジタルコンテンツの企画・開発。